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2006年4月10日未明に発覚した不審死事件。実はあの日、日本国民の関心を一手に集めることになる世紀の一大事件が起きていたことを思い出した

ようやく自分の中で腑に落ちたというか……。目下話題の──2006年4月10日未明(死亡時間は9日22時頃)に発覚したあの不審死事件。なぜ、当時、世間にまったく関心を得られることなくスルーされ、そしてフェードアウトしてしまったのか。自殺扱いなんだから当たり前だろと言われればそれまでだが、ここ数日、なんとなくモヤモヤするものが自分の中にあった。

あらためて当時を思い出してみた。2006年4月といえば、なにがあったか。不意に、自分の中で思い出され、蘇った記憶が、あの秋田児童連続殺害事件だった。

当時、朝から夕方まで仕事の合間にニュースやワイドショーを食い入る形で見まくり、夜は家から近所(中野1丁目)にある秋田出身のマスターが営む飲み屋『T』に繰りだし、朝まで事件についてワーワー語り合った。

えーと、あの事件が起こった正確な日にちは……。

調べて驚いた。まったく同じ日4月10日(午後に女児の遺体発見)ではないか。ニュースとして、不審死事件が埋もれるのは当然の話。秋田のあの事件のセンセーショナルさに勝てるわけがない。

いや、自殺扱いなんだから、事件性としてハナから張り合うレベルじゃない?   そうなのだろう。そうなのだが、その期せずしてのタイミングを踏まえると、いろんなことを考えてしまう。

4月10日から一週間ぐらいの新聞の内容が無性に気になる。気になってきた。当時の不審死事件の新聞(東京版)の扱いはどんなものだったのだろう。

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