出居番ラジオ♯6 大堀貴洋さん
こんにちは。
出居番(でいばん)ラジオ
パーソナリティの みなみづかおーき です。
「まつもと地域の人をつなぐ」をコンセプトに、
松本城のちょっと東にあるコミュニティスペース
「出居番丸西(でいばんまるにし)」を収録スタジオにして、
まつもと地域で活躍している方をゲストをお呼びし、
取り組み内容をお聴きして発信しています。
♯6のゲストは
フリーランスで活躍されている大堀貴洋さんです!
大堀さんは若くして独立し、
現在は個人事業主として
企業のマーケティングやDX推進の支援をされています。
また、社会人のデジタルにまつわる学びを応援する場である
「ながの01カレッジ」を立ち上げ、
コミュニティマネージャーを務めています。
今回のnoteは、ラジオ収録の様子を音声とは別に、
私の主観でテキストで記録したいと思います。
オープニング
個人事業主、いわゆるフリーランスの方をお呼びするのは
♯3の滝澤翔吾さんに続く2人目です。
大堀さんは、
自身が面白い将来を描けるか、
また、自身の成長につながるかという価値観で
仕事や仕事以外の活動を行っています。
まずは、これまでどんなキャリアを経験されてきたのか
お聴きします。
キャリアについて
大堀さんは現在、企業に対してマーケティングやDX推進を支援されています。
どのように仕事をされているのでしょうか。
クライアントの企業一社一社に対して
深くコミットしていることが伺えます。
これは大堀さんが、
口を出すなら手も動かさないと気が済まない性格からのようです。
大堀さんは、
「世の中をわかりやすくする」
というビジョンをお持ちです。
ビジョンに対して、このDX推進やマーケティング支援は
大堀さんのミッションと言えるでしょう。
DXは、いわばデジタルの力で仕事やコミュニケーションの無駄を省き
シンプルで明快にしていくこと。
マーケティングは、その企業、その商品を
ユーザーに分かりやすく伝えるコミュニケーション。
いずれも、大堀さんのビジョン対する現時点のミッションです。
明確なビジョンと現在のミッションに、
どのようにしてたどり着いたのでしょうか。
大堀さんの興味深いキャリアを深掘っていきます。
大堀さんは関東出身で、信州大学に進学しまいた。
そして、学生時代になんと演出家を志ざし、
卒業後は、一般企業に就職するのではなく、
演出のために、いわば修行のような道に進まれました。
しかしながら、
企業へ就職した同世代の社会性と比較し、
気が遠くなる修行の時間が
サンクコストになることを早い段階で認識し、
「修行」のような生き方から早々に転身し、
映像制作の企業に入社されました。
「わかりづらい情報をわかりやすく伝えたい」
この時から大堀さんのやりたいことの軸は明確でした。
そして、自らの手でそれを実現する、
しかも、2年後には挑戦するためと決め、
入社した企業は2年間だけと宣言し、
演出の技術と会社経営のノウハウを学ばれました。
2年後、有言実行で先の企業は退社しましたが、
当時のスキルセットへの不足感から
独立ではなく、
企業理念に共感した「デジタルハリウッド」に入社されました。
この企業で「マーケティング」に出会い、
この分野なら自身の価値観「わかりやすく伝える」を体現できると感じ、
マーケターという職種を得て、マーケティングスキルを一から学ばれました。
企業で施策を実現してフィードバックを吸収し、
今に繋がるスキルセットを獲得していったようです。
続いて、大堀さんと松本を繋ぐ話をお聴きしました。
大堀さんは、信州大学の100年企業創出プログラムに参加されました。
このプログラムは、
都市圏の中核人材に信州大学の客員研究員を委嘱し、
長野県内で未来創造に取り組む中小企業の課題解決を通じて、
最終的に地域・企業との関係性構築(雇用や事業連携等)を進めるものです。
客員研究員は6カ月の間、
受入企業から活動費(30万/月)を受けて、
週4日企業で業務を行いながら、課題分析や未来構想を研究し、
週1日大学のゼミに参加します。
企業で実践的な課題解決と大学でのリカレント学習を行うことで、
研究員自身は能力を向上させながら、企業や地域の成長シナリオを作成します。
大堀さんが100年企業創出プログラムに参加した動機、
どのような企業に入られたのか、
そこから、どのような成長を実現できたのかお聴きしました。
大堀さんはこのプログラムを通じて松本市のIT企業に入り、
その企業のバックオフィス業務に就かれました。
「その企業が100年続くためには」
プログラム参加者は、
この問いに対する回答を半年後に提案します。
大堀さんは、100年企業に必要なバックオフィスのあり方について、
トップ層からの経営視点と現場から知識の両方を吸収し、
実践をしながら、
「攻めるバックオフィス」として刷新したようです。
この時に、今の仕事のスタイルに通じる
自身が旗を振る
ということの大事さを学ばれたようです。
100年企業創出プログラムを通じて松本の企業と縁ができ、
今もこうして松本で活躍されています。
二拠点生活
大堀さんは現在、
東京と松本の二拠点生活をされています。
考えや働き方のスタイルについて、拠点間で違いはあるのでしょうか。
リンダ・グラットンのライフシフトでいう
変身資産(変化に応じて自分を変えていく力)
を大堀さんは意図的に蓄えていると感じます。
拠点を複数持つことで、
ミッションを自在にこなし
また、新しいことにもチャレンジする、
大堀さんのスタイルを実現できる環境を作られています。
ながの01カレッジについて
大堀さんは、デジタルを学ぶ場である、
「ながの01カレッジ」のコミュニティマネージャーでもあります。
ながの01カレッジは、
社会人のデジタルにまつわる学びを応援する場です。
定期的に学びをテーマとしたイベントやコンテンツを発信し、
それだけではなく、
学びに関する情報を発信する場づくり、
参加者の交流の場づくりを進めています。
参加費は無料で、長野県に縁のある方は誰でも参加可能な
オンライン上のコミニティです。
まず、このような学びの場をつくられた背景をお聴きしました。
2024年の2月に立ち上がったばかりのこのコミュニティは、
すでに40人前後の規模になっているようです。
そこで大堀さんは、DXの人づくりに貢献しつつも、
自身も学びの体現者として、
参加者から刺激や新たな知見を得てスキルアップを図っています。
DX分野における人材不足の解消という社会的意義は大きいですが、
自身が一番学べる環境を自身で作り上げており、
ここにモチベーションの源泉があるように思えます。
コミュニティマネージャーとしての役割をお聴きすると、
コミュニティの運営やコンテンツの提供は、
これまでの人生の総合力が試されるものと思います。
それが実現できているということは、
大堀さんのこれまでのキャリアが、
いかに濃密に蓄積されてきた証拠です。
今後の活動について
大堀さんは未来をどう描いているのでしょうか。
おそらく大堀さんは、数年後、
今と全く違う立場で活躍されているでしょう。
もしからしたら、ミッションも刷新されているかもしれません。
それだけ自在に自身のキャリアを変えていける強みを感じます。
また、大堀さんは、
地域という限定されたレイヤーではなく、
もう一段上の社会全体に影響を与えようとしています。
社会全体が良くなるために、
「長野で」だからできることは何か、に考えをめぐらせています。
エンディング
大堀さんのモチベーションとして、
焦り
があると感じました。
良い焦りは、
未来を強く意識した時において今に現れる反動であり、
未来に向けて自身を突き動かす推進力になるものです。
ビジョンを軸に、
常に自身を学びの環境に置き、
立ち止まることなく動きづつける。
人が行動する際のモチベーションの源泉を
大堀さんから学びました。
以上で
♯6大堀貴洋さん
をゲストにお呼びした出居番ラジオを終わります。
出居番ラジオはこれからも
ここ出居番丸西を拠点に
まつもと地域で活躍する様々なゲストをお呼びし、
取り組み内容を発信していきたいと思います。
このnoteでは、
収録時に言葉にできなかった部分を補完しながら、
これからも出居番ラジオを記録していきたいと思います。
次回もお楽しみに!!
出居番ラジオ
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