「出居番ラジオ」が出来るまで⑥
こんにちは。みなみづかおおきです。
「出居番ラジオ」ができるまでと題して、私の軌跡を「事業創出」、「アントレプレナーシップ」、「エフェクチュエーション」といった文脈において重要視されている概念を使って言語化したいと思います。
「出居番ラジオとは?」は、とりあえず横に置き笑、本シリーズの最後の方でお披露目できれば嬉しいです。
その2 エフェクチュエーションの行動原理 後編
2024年2月18日(日)はとても天気の良い日でした。
14時に出居番丸西に集合し、
りょうえもん、キヨミさんと収録に臨みました。
出居番丸西はコミュニティスペースなので、
本日の収録を知っている人も知らない人も出入りがあり、
公開収録となりました笑
初っ端に問題が発生。
昨日のことですが、
レンタルマイクが届いた時点で
マイクスタンドが別発注だということが判明!
レンタルサービスの商品イメージ画像に騙された・・・涙
確かに商品内容を見るとスタンドは入っていない・・・涙
スタンドも一緒にレンタルしないといけなかったのです。
これはしょうがない、
「無いものは創る」精神で、
家にあった発泡スチロールのブロックをカッターで丸く穴をあけ、
お手製のマイクスタンド3つ作りました。
そして、もう一つの問題。
私の構想では、マイク3本をUSBハブにつなぎ、
そこからiPadに入力できると考えていたのですが、
1本のマイクしかiPadが認識しない!
そこから原因を調べると、
オーディオインターフェースが必要ということが分かりました・・・涙
さすがにこれは今からリカバリーできない。
対策を調べ、
3人ともPC持参で各PCにマイクをつなぎ、
オンライン上で収録する方法をとりました。
zoomという選択肢もありましたが、
Spotify for Podcast(旧Anchor)を活用することにしました。
私がホストになりSpotify for Podcastを立ち上げ、
二人に入ってもらい、音声チェック。
テスト録音して再生して確認を繰り返し、
なんとかスタートできる状態に。
そして、記念すべき第1回めの収録が始まりました!
「まつもと地域の人をつなぐ、出居番ラジオー!」
「始まりました『出居番ラジオ』! パーソナリティのミナミヅカオーキです。そして、」
「パーソナリティのフカサワリョウヘイです。」
「この番組は、松本城の近くにあるコミュニティスペース「出居番丸西」を収録場所にして、松本地域で活躍している様々な方々をゲストにお呼びし、私たちが取り組み内容をお聞きして、地域に発信する!という内容です。」
(以下、結構スムーズにいけた!)
収録が終わると流石に疲れました。
本番まで、ワクワクは51%、ドキドキは49%、
数日来のプレッシャーはやはり感じずにはいられませんでした。
そして本番は、
進行ファシリ、質問、コメント、雰囲気、機材など
全方位に意識を集中させていたので、
脳のエネルギーを使い切りました。
家に帰ると心地良い疲労感の中で、祝勝のビールを飲みました。
その夜、収録した音源を聴いて愕然。
なんと、キヨミさん以外の音がこもってはっきりしない・・・!?
明らかにおかしい。
特に私のマイクが機能していない・・・。
・・・・・落胆。
失敗を前提にしていたとはいえ、
やはり落ち込みは激しく、
その日は何も考えられず
いったん忘れることにしました。
翌日改めて音源を聴き、
冷静に考え、
りょうえもんとキヨミさんにお蔵入りを相談をしました。
公開に耐えれる音質ではないので、
即座に失敗と割り切り、
ただしこれを経験値に次に改善すると宣言しました。
二人も理解してくれ、仕切り直しに。
私は今回の機材トラブルの原因をさらに調べ、
次は問題のないセッティングがなんとなく分かりました。
並行して、第1回の収録は幻回になったものの、
練習がてら編集を行い、
クローズですがBGMもつけた音源に仕上げました。
そして、キヨミさんに次回以降のゲストを検討いただくことに。
すでに私たちはパートナーとして
一つのチームになっています。
私には自覚している、自分には足りない力があります。
それは、ネットワーク力です。
麻生要一「新規事業の実践論」で、
全ての創業チームに必要な3つの力が紹介されています。
とても納得できる主張であり、
かつての私は、一人で全てを賄うつもりでいました。
しかし、前述した通り、
どう頑張ってもネットワーク力が身につかない。
(努力するが精神的苦痛が伴う。すぐにSNS疲れ・・・。)
一方、りょうえもんは
屈託のない人柄とフットワーク量で、
私にないネットワーク力を持っている。
キヨミさんも
類まれな巻き込まれ力と巻き込み力で、
ネットワーク力を持っている。
二人とのパートナーシップにより、
私一人での活動の何十倍もの可能性を
私は得ていると感じています。
今回の失敗は
正直、失敗と思えない。
必ず次に繋がると確信しています。
そしてその次が成功できたら、今回は失敗ではなく成功の過程となります。
二人がいるから、
止まらず次の行動ができる
心からそう思っています。
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