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【時間管理】変わるという覚悟

時間管理というのは、自分のやりたいことに時間を割り振ることを言う。

それだけ聞くと簡単だ。手帳にはやりたいことだけを書き込めばいいからだ。そもそも、佐々木かをりさんのおっしゃる時間管理は、とってもシンプルなものだ。

しかし、手帳を使った時間管理講座で、お会いしてきたそのほとんどの方が、「手帳(時間管理)以前の問題」だった。
そもそも自分が何が好きなのか、何をやりたいのか分かっていないからだ。

休みの日(=可処分時間が多い日)こそ、アクションプランナーに書き込むのが楽しくなるはずなのに、実際の講座では、休みの日こそ手が止まる。

だから、やりたいことを手帳に書き込むには、まずはポジティブな感情を感じる練習をしなければいけない。

そして、本来そこに時間を費やすべきではないこと(=やりたくないこと)に対して、心からやりたくないことだと認めることも、また同時に必要になる。

ところが、多くの場合、「やるべきことはやりたくなくても我慢してやらなきゃいけない」と思考の癖として身についてしまっている。

私は講座を始めたときから、「できないっていうことはやりたくないってことなんだよ」とお伝えしている。
こんな当たり前で、こんなシンプルなことですら、そう簡単には分からないものなのが現実である。だから「手帳以前の問題」なのだ。

今まで書いたようなことができれば、時間管理の理解はもう八割方できたようなもの。
だけど、なかなかそうはいかない。

「今までの自分から変わりたい」と口では言うものの、どちらかというとそれは「(今をベースに)成長したい」というニュアンスで多くの方は考える。
だけど、「変わる」という日本語は、「今まで正しいと思っていた考え方を捨てて(=否定して)、今まで価値がない・良くないと思っていた考え方に『変える』」ことを必要とするからだ。

「嫌なことでもやらなきゃいけない」と思っていた。
けれど、「嫌なことはどうせやらないよね」と思考を変えること。(「嫌なことはやらなくていいよね」とまでは言いません…責任取れないし笑)

「やりたいことよりも、まずはやるべきことをやらないと」と思っていた。けれど、「そのやるべきことって、本当にやらないといけないことなの?別にやらなくても(減らしても)別に問題ないかもしれないなあ」と疑ってみること。

そういうふうに思考を変えることなく、「変わる」なんてことはできないのだ。

変わりたいなら、覚悟してほしい。
今までの人生と、まったく違った価値観を、自分の中に入れることを。

でも、安心してほしい。
別に、今までの人生全否定ってわけじゃない。まずは、自分の外にあった価値観や視点を入れてみるだけで、意外と凝り固まっていたことがほぐれただけで、こんなにも気持ちが軽くなることを実感してもらえるはずだから。


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