Lesson41 何をもって迷惑というのだろうか
あざらしくんと結婚してすぐの頃、「迷惑をかけてごめん」と言われたことがある。たいてい、「えっ、迷惑って、何が?」と私は返すので、いつも会話が成り立たない。
そういえば、あざらしくん一家はとても我慢を強要してきたし(笑)、あざらしくんは私に「自由だねえ」としみじみ言う。
どうしてそうなるのか聞いてみたら、「人に迷惑をかけるな」という基本姿勢が彼の家にはあるらしい。
私はこんな家に育ったので、「迷惑」という単語自体まったく使わないし、丈夫に生まれてお山の大将で生きてきたので、困っている人に手を差し伸べるのも当たり前だと思っていた。
日本は子育てがしにくい国だと言われる。
私の生活圏内に赤ちゃんもお母さんもいないので、しにくいと言われてもフォローしようがない…のだけど…。
海外では、ベビーカーが難儀しているときは手を差し伸べてくれたり、赤ちゃんが公共の場で泣きわめいていても寛容になってくれるというが、それくらいなら私もする。
そんなことを普通にお願いされて、断る人なんているの?
いるのかもしれないけれど、それはその人のキャパが少ないとか事情があるとかそういうことであって、別に大丈夫そうな人に言えばいいだけの話で。
ちなみに、もしお願いしていないんだとしたら、私はお母さんの味方はできないかも。
もちろん、諸外国ではこっちのほうから察して声をかけるのでしょうが、好意でやったことがモンペにキレられるのは嫌だし(笑)
なぜお願いするべきかというのであれば、
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