「挑戦しない人」の正しい在り方
おはようございます、はまじんがーです。
今日は、キングコング西野さんの著書『ゴミ人間 日本中から笑われた夢がある』の紹介です。
公開中の映画『えんとつ町のプペル』の作成過程で起きたこと、思ったことや感じたことを綴った一冊です。
挑戦のリアル
この本のキーワードを一言で表現するならば、「挑戦のリアル」だと私は思っています。
・挑戦するとは、どういうことか?
・挑戦する中でどういう出来事に直面するのか?
・それをどうやって乗り越えていくのか?
こういったことが、西野さんご自身の経験を通して赤裸々に描かれています。
個人的にすごく印象に残ったのが、以下の一節。
未来を夢見るクリエイターさんが、もしもこの世界に華やかな何かを求めておられるのであれば、早々に諦めてください。
僕が知る限り、ここは年中、泥にまみれています。
大切なのは、「それでも掴みたいものがあるか?」
僕には、あります。
「ディズニーを超えたい」と言って日本中から笑われたり、クラウドファンディングや絵本の無料公開を始めたときに方々から叩かれたり、毎日眠い目をこすりながら映画のチケットを売りに回ったり・・・
何かに挑戦するということは、そういう逆境と向き合うことなんだと思います。
挑戦しない人が持つべき姿勢
ただ、皆が皆、何かに挑戦したい、挑戦する人生が素晴らしい、という価値観を持っているわけではないと思います。
普通の暮らしができればいい、普通に毎日飯食って普通に寝ることができればいいと。
(それがいいとか悪いとかじゃなくて)
大事なのは、挑戦しない人が挑戦する人をどう見るか?という話。
無知な人間の正義感はいつも始末が悪く、時代を遅らせます。
クラウドファンディングを行った時にたくさん批判を浴びたことを語る文脈の中で書かれた一節です。
今は資金調達の手段として当たり前のように使われていますが、当時は人々の認識がまだ追いついてなかったことで多くの批判を浴びました。
西野さんは批判に負けず意志を貫きましたが、中止に追い込まれた挑戦もたくさんあったようです。
批判は時代の進歩を遅らせてしまうことになるわけです。
そして、「自分が時代を遅らせる存在になってしまって良いのか?」
ということを、常に我が身を省みながら考えなければならないと感じました。
挑戦しない人は、挑戦する人を批判するのではなく、応援したり、サポートしたりする存在になれれば、多くの挑戦が報われて、世の中は良い方向に進んでいくんじゃないかなと思います。
それでは、今回の記事は以上です。
お読みいただき、ありがとうございました!
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