見出し画像

読書が楽しい

最近、読書が楽しい。
もともと小学生のころからずっと本が好きだが、
生きていると波みたいなものがあって、
なんとなく読書に時間やお金をかける気にならないときもある。
が、現在、人生で何万回目かの読書ブーム!
最近読むのは小説やエッセイが多いが、もともとは、わりと広めのジャンルに興味あり。
ここで、読書そのもののメリットとデメリットなどを整理してみる。

読書のメリット


①活字を追うことそのものが楽しい
活字を追うこと、言語に触れること、そのものが楽しい。
小説だと、痺れる比喩表現に出会えると、話の筋がどうであれ、アドレナリンがどぱどぱ出ます。

②視野が広がる
専門書を読むとその分野の知識が身につく。
小説に関して言えば、主人公の年齢や職業を追体験することができる。
自身の生活や性格に照らし合わせて、自分の生き方を考えるきっかけになる。
何より、人は多様であること、あらゆる事象にはメリットとデメリットが存在することに気づけると、あまり頭ごなしに人を否定しなくなるような気がする。

③無限に楽しめる
中高生のときは、小説で言えば、綿矢りさ、辻村深月、重松清、小川洋子、東野圭吾、三浦しをん、有川浩(ひろ)などなどを読んでいたのですが。
気づくと、本屋大賞のノミネート作品は軒並み知らない著者になっていたりして、時の流れに驚かされます。
本屋大賞、このミステリーがすごい、芥川賞、直木賞など、小説だけとっても年々素晴らしい作品が生まれていて、
それらをきっかけに「この作者の他の本も読んでみよう」と、読みたい候補が広がっていく。
紙とペン、またはパソコンさえあれば、執筆という行為は行えるので、参入障壁が低いのかな。
昔読んだ外国の物語を原著で読んでみるのもいいし、映画で見た作品を本でも読んでみるのもいい。
専門書でいうと、自分の就職をきっかけに、その業種にまつわる本を読んでみるのも良い。
何も目当てのものを決めずに本屋さんに行って、心躍った本を手に取ってみるのもいい。
読みたい本は無限大。
私は、その本の世界の広大さを思うときに、一番、「あー死にたくないなー」と思います。
生きるのって時には大変だし、仕事をしたり子どもができたりすると何かプレッシャーに感じてしまうこともあるけど、
「死にたくないなー」とワクワク思える趣味があれば、それは素晴らしいことだと思う。
(だからこそ、読書や執筆は、今後も仕事にはしない気がします。)

④現実逃避できる・デジタルデトックスになる
本を読んで気づけば30分経っていたときの、心の豊かさといったら。
スマホをダラダラ眺めていてもあっという間に時は過ぎてしまうわけだけど、
本を読むと、「あー充実してた!」という気持ちになれる。
そうして、また頑張ろう、と思える。
いつも頑張っていることや、ついつい時間を浪費してしまうものから完全に離れるきっかけになる。

読書のデメリット

良いことばかりの読書!
でも、読書家さんならきっと頷いてもらえるであろうデメリット(というか悩み事?)も。

①読み終わるまでその本が面白いかわからない
基本はどの本も面白いが、たまにハズレの本がある。
回避方法として、失敗したくないときは、何か賞をとっている本を読むようにしている。
また、小説以外であれば、あまりに自分が詳しい分野の本は、入門的な本を読むと読み応えがないので、選ぶのに慎重になる。
とはいえ、分野によっては、難しすぎても読み進められないので、自分のレベルに合った本を読むようにしている。
専門書、自己啓発本などは、目次を読むと大体内容が把握できるので、まず目次を見ることも多い。

②目を使う行為なので、ながらが難しい
料理しながら、運動しながら、が難しい。
解決策として、オーディオブックを試してみたことがあります。
基本は目で追う読書が好きだけど、オーディオブックもなかなか良かった。
ただ、読み手の朗読が必要になる分、ラインナップに制限があるのが難点。
あと、作者の表記のこだわりが伝わってこなかったり、読み手の読み方によって内容にニュアンスが加わってしまったりする。
そういった部分も含めて楽しむのが良さそう。

③家に本が増えてスペースを圧迫しがち
この悩みを抱えている人は実に多いんじゃないか。
著者に金銭的に還元したいなってなってくると、図書館ばかりもなぁ〜とも思うし。
私は社会人になってから、基本Kindle派になりました。
Kindleは、場所を取らないので、長距離移動の日も何冊も本を持たなくて良い。
また、外国語の本を読むときは、辞書機能を使いながら読めるので、読み切れる確率が上がる(笑)
防水だとお風呂に持ち込めるし、片手でページが繰れるのも魅力的。
難点は、いろいろな機能を使いこなせず、結局、特定のページを探してそこまで戻る、ということがしにくい。
伏線回収のあと、張り巡らされていた伏線をもう一度探してみたいときとか、
冒頭の登場人物紹介を見ながら読み進めたいときとかは、Kindleだと読みにくい。

④たまに、文章だけでストーリーを追うと難解なものもある
登場人物が10人超えると、私はごちゃごちゃになります。笑
あとは、建築物の難解な間取りの説明とか。
こういうタイプの本は、映像化されていたら、それを改めて見てみると楽しい。


こんなところでしょうか。
思えば、読書は、お金をかけずに楽しむことも、目を使わずに楽しむこともできるし、
老若男女、あらゆる人への間口が広い。
改めて人類の素敵な営みだなと思う。
これからも、あまり惜しまず、本に課金し、読書のための時間を確保していきたいなと思う。
そして、素敵な著作を世に送り出していく方々に、敬意を表します。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?