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セブンショックの思い出を語る

時は1995年。

連チャン規制に頭を悩ませる業界に一筋の光明が見えた。ニューギンから登場したセブンショックである。

当時ドラム機主流の中、ベルト式という新たなチャレンジを見せた1台。実はベルト式、既にフルーツマシーン2Aに実装されていたが、こちらを覚えている人も多くなかろうか。

連チャンシステムに変わるものとして、先に登場したエキサイトレディの【時短】(時間短縮)システムが注目を浴びた。大当り後に必ず発動する50回転の電サポが玉を減らさず、その間の理論上の当りが当時の連チャン率に相当するというのだ。


なるほど、電サポですか。


それまでの連チャン機は、玉を減らさない概念がなかったので斬新であった。(しかし後にセブンショックの時短は49回であることが発覚する)

中央にデカく据えられたカジノスロットを模したと思われる巨大ベルトが一段と目を引く。打ち気を唆られる。

この台の特徴として、当り絵柄が全て7図柄という異端な仕様を話さなければならない。全て7と言っても色で違いを出している。(赤・黒(紺)・水色・緑・ピンク・金・青・銀・黄)なので打ち始めの頃は何度かリーチ掛かってるじゃん!と勘違いしたものだ。(反射で似たように見える時があった)


某サイトは面倒でいろんな色の7と書いてあった


ベルト台はフルーツマシーンで慣れていたので、突然絵柄が滑り出てくる独特の停止の仕方も十分楽しめた。

そういえば図柄で特筆すべき点が全て7ということ以外にも、左右の赤黒水色の7が一つの枠に収まるトリプルリーチに言及しなければいけない。


信頼度が上がるわけではない


フィーバークィーンのようにリーチラインが増えると信頼度が増す訳ではないが、ここでスーパーリーチが掛かろうものなら興奮度はMAXだ。(期待度がMAXではない)

リーチは大当り図柄を一周過ぎる毎に、通称アメドリ式にスローになり期待度を煽る。これが2周するとスーパーになるのだが、稀に一周の煽り時にそのまま止まって当たるレアパターンがある。

これを知ってからアメドリの煽りはただの作業ではなく、期待を持って展開を見ることのできるアクションとなったのだ。


さて、2周を過ぎると2つのスーパーが存在する。


一つは軽快なBGMと共に絵柄がコマ送りになり、期待感を高める【コマ送りスーパー】

もう一つは緊張感あるBGMで絵柄が近づくほどに盛り上がる【スーパーリーチ】だ。(これの正式名称わからん笑)

実はこちらのスーパーリーチ、大当り図柄付近まで行けばアツいと思わせておいて、途中で音が止まり2段階に発展する超期待度の高い演出が存在する。

しかしこの2段階、稀にであるがハズレる。何かの情報で2段階ハズレ確率は1/1830程度と記憶があるが、定かではないのでそんくらいハズレない演出と思ってほしい。


もちろん私は外したことがある。当時、クィーンやネプチューンなどのドラム2段階は外れなかったので、かなりの衝撃を覚えた。余談だがGAOGAOキッズの2段階も外したことがある。人に自慢できる経験だ。(ホントは勘弁してほしい)


さて、晴れて大当りで時短突入。


この時短、通常時の30秒近い電チューのミニデジタル抽選を短縮するという本当に時間短縮の機能。(通常、時短問わず当選率は約1/3)


ならばこれを通常時、逆手に取って約30秒毎のみ玉を6発打ち出したら?という攻略法が生まれた。


もちろん読み通り破壊的威力があり、1000円で80も回るだなんて話も。もちろん時間効率は下がるので暇な人向けでした。(私はやった)


とはいえ今の時代なら大惨事である。いや、出禁待った無しか。(昔は良かったね)


時短中は一切のリーチアクションが無く、各ベルトが順に停止し、当りであればそのまま揃う仕組み。時間にして2、3秒の刹那。ベルトの展開に凝視である。


思えばこれ位の程よさが、ユーザーに想像させ、ゲームに【参加させる】意義があったなあと感じている。リーチの種類も3種くらいまでよね。


打ち手が強弱を理解して楽しめる塩梅でなければ意味がない。最近のパチンコでふと思ったことでした。


つまりセブンショックをまんまリメイクして欲しいと言う嘆願でございます。



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