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1日に何文字を使って生きているのだろう

人は文字で相手に意思を伝えるし、文字で相手の気持ちを理解するし、根本的に文字で物事を考える。

もし文字がなければ、今世の中で機能している多くのモノは全く機能しなくなってしまうだろう。

僕は本を読むのも、文章を書くのも好きだが、文字がなければどちらもできない。

およそ想像できないくらいに文字に頼っているのだろう。
明日1日、文字を使うなと言われたら、どうやって生きていけばいいかさえ想像がつかない。

それをふまえて考えたときに、1日何文字で生きているのだろうか。

一説によると、人が1分間に読める文字数は400~600文字だと言われている。
ちょっとややこしいので、間を取って500文字ということにしておこうか。

読める文字数という認識だと若干分かりづらいので、理解や思考を挟まず純粋に扱える文字数として考えてみる。

そうすると、1時間で30,000文字扱えることになる。
さらにそれを24時間とすると、720,000文字だ。

あ、
計算式に、人が寝ることを含めるのを忘れていた。
8時間寝るとして、1日に16時間起きて活動しているとすると、480,000文字。

実際には、起きてる間中、1秒も休まずに文字を扱い続けるということはないだろうから、もっと少なく収まるだろう。
体感的に文字を使って無さそうな時間は、1日に2~3時間ありそうなので、その分も引く。
ちょっと多めにして、ここでは3時間としよう。

最終的に出てくる答えとしては、400,000文字である。
(本当は39万だけど、ちょっとキリ悪いから…)

これは多いのだろうか、少ないのだろうか。

noteに書く文字数が、だいたい1,000~2,000字であるので、そこから考えるとかなり多い。

一日に400,000文字も扱っているのに、文章として起こせるのは2,000字弱しかないと思うと、もっと書けるんじゃないだろうかと思えてくる。

他の文字はどこに転がってしまっているのだろうか。

仕事が一日に8時間としても、5時間は文字を扱っている想定になるので、150,000文字は活用できるはずだ。

こうやって考えていくと、その気になれば一日に1冊本を読むという行為が無理なものではない気がしてくる。
ゆっくり落ちついて本を読める時間がどれだけ取れるのかにもよるのだが、扱える文字数を時間単位で考えれば問題なさそう。

しかし、文字も大量に使えば使うほど、その分疲労がたまってくるので、運動と同じように休憩なしでは続かないだろう。

鍛え方がよく分からないのだが、扱える文字数を増やすことは、書くのにも読むのにも絶大な効果を発揮しそうなことは分かってきた。

こういうのは慣れさえすればいいものだろうか。
それとも特殊な訓練方法があるのだろうか。

少し前に流行っていた速読は、瞬間的な文字処理能力を上げるものなのか、それとも総量のキャパを増やすものなのか。

個人的には瞬間最大風速よりも、一定の速度を長く保ち続けられることをよしとして考えているので、文字を扱える総量を増やしていきたい。

そもそも実際のところ、今何文字扱えているのだろう。

しゃべっていることも考えていることも、すべて文字起こししてくれるシステムがあればいいのだが、それは難しすぎる。

出来るとしても相当先になりそうだ。

今の時点では扱う文字数は分かりようもないが、読む体力、書く体力を鍛えるためにも、どちらも継続的にマラソンのようにじわじわと進めていくのがよさそうだ。

気長に気軽に鍛えていこう。


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