FOMCサマリー(2022年3月)
私の理解
・インフレ抑制のために2022年強気に金利を上げる
・インフレ率上昇はウクライナ紛争前から起きており一時的なものではない可能性がある
①個人消費価格係数などで示されるインフレ率は上昇中である
下はFOMCのサマリーとして公表されている資料からとってきた図です。
3つある図の中の下の2つが個人消費価格係数による数字です。”PCE: personal consumption expenditures”です。これはインフレを表す数字の一つと考えられています。どのくらい消費者がお金を使ったかを示すものです。数字が高くなると、消費者がよりお金を使わないと生活できないという事から、急激な上昇は米国民や米国経済に良くないとされています。
②2022年の利上げ、2%を見込む
上の図は、FOMC参加者(理事、地区連銀総裁など)がどの程度の金利にすれば米国経済にとってよいと考えているのかを示すものです。これは、インフレを抑えるにはどの程度の金利が良いか、という事を考えた数字となります。ただし、高すぎる金利上昇は、景気抑制効果を持つため、様々な数字を確認しながら金利を上げる、という調整が必要となります。
参考資料
〇FOMC
https://www.federalreserve.gov/monetarypolicy/files/fomcprojtabl20220316.pdf
〇日経新聞
米、ゼロ金利解除 0.25%利上げ22年は7回想定
米利上げ、「景気圧迫」「円安加速」 市場関係者に聞く
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