私の予想:米国株S&P500は年末にかけて少し下落する?!


このnoteは、色んな人、新聞、アナリストなどの意見を見て私の考えをまとめた私自身のメモです。有用な情報はあまりありません。

このnoteの要点

私は年末にかけてS&P500, DOW, Russellなどの指数のほとんどは、2021.8.1.の時点の値より少し下落するのではないかと考えている。以下はその理由である。


米国株がコロナ蔓延後、上昇した理由は、大きく3つあると考えている。①個人給付金、②コロナ下で大きく業績を伸ばしたアメリカIT企業、③金融緩和、である。

理由① 米国政府給付金停止による影響

下の楽天証券の記事は、米国家計収入全体に占める政府給付金の割合は過去最高となる34%まで上昇したことを伝えるものである。ロックダウンの中、金銭的余裕のある何もやることのない米国民は、給付された現金のある程度の額を「貯金する」「仮想通貨をかう」、「株を買う」に注いだと考えている。仮想通貨の価値が上昇した主因は給付金だと私は思う。(もちろん、企業が購入したということもあるけど引き金は個人購入だと思う)。ロビンフッド人気、Wall Street Bets, GameStop株騒動もロックダウンでどこにもお金を使うことのできない人が暇を持て余して、お金をもてあまして、発生させたと考えている。

ところが、ワクチンが行き渡るようになり、みんな外に出ていけるようになってしまった。給付金も出ない。ということは、家にこもってPCの前でぽちぽちする人は減少し、種銭も減少してしまったのだ。娯楽、交通をはじめとするサービス業の仕事も就労できるようになってしまったのだ。仕事をしたり、海に行ったり、くら寿司USAに行ったり(ほとんどの店舗で60分以上行列があるらしい)、ディズニー行ったり、株取引なんかより楽しいことがたくさんある。

下の日経に記事は、レジャーや外食にお金が向かっていることが書かれている。GameStop株を買うよりレジャーや外食でお金を使ったほうが楽しい、ということである。

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下は6月の米国物価成長率を示す数字である。米国民がワクチンによって家やPCから解放され、株、仮想通貨、貯金のお金をものに一斉に使い始めたから物価が上昇したと考える。




理由② コロナ下で大きく業績を伸ばしたアメリカIT企業の成長率鈍化

ロックダウンの中では家にいないといけないためIT企業が大きく業績を伸ばした。Zoom、Google、Amazon、Apple、Microsoftなどを筆頭に多くの企業が業績を伸ばした。これらの企業の提供するサービスを使って仕事をしたり買い物したりしないといけないからである。例えばZoomなどは前年同期比+300%売上成長率を超えたこともあった。これはコロナによってブーストがかかったからである。

しかし、ワクチンが普及し始めると売上成長率は減少してきている。Amazonも2021. Q2(7/30発表)決算では、成長率鈍化が嫌気され、株価は下落した。遅かれ早かれ、コロナ下で大きく業績をのばした企業は、成長率は鈍化する。S&P500も当然下落すると考える。

理由③ テーパリング

金融緩和がストップするということである。他の方の解説が詳しいと思うのでそれを参考にして欲しい。

まとめ

米国の主要インデックスは年末にかけて下落すると思う。理由は、①米国政府給付金停止の影響、②コロナ下で大きく業績を伸ばしたアメリカIT企業の成長率鈍化、③テーパリングの影響、の3点である。

個人投資家は、米国政府給付金停止に大きく影響を受けるだろうし、機関投資家は、テーパリングの影響を大きく受ける、と考えている。

もちろんみんなが働き、お金を実際に使い始めて経済自体は良くなっていくのだと思うけど、株式に向かうお金が少し減って、個人のお金はリアル消費(旅行、外食など)に、機関のお金は下落リスクの少ない資産に少し向かう、のかなと思っている。

8月の相場

下のHPが参考になりました。





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