ミュージカル「ジャック・ザ・リッパー」vol.5 日本初演の布陣、アンサンブルキャスト
先日、WOWOWでの放送が決定いたしましたね!
達成さんダニエル、和樹さんアンダーソン、堂珍さんジャックの回が2月26日(土)19時に放送とのことです。
まだまだ熱が冷めていないですねえ〜
是非!!
刺激的なキャストに溢れたミュージカル「ジャック・ザ・リッパー」の初演ですが、魅力的なのはアンサンブルキャストにも!
アンサンブルキャストは、自分を含めて16名。皆さま、本当に素晴らしいベテランの方々ばかりでした。
今回は作品内での順を追って、ご紹介させていただきます。
作品を通して象徴的に描かれるのは、メアリ・アン・ニコルズを演じる碓井菜央さん。繊細なラインで「娼婦」を表現してくれています。舞台裏でも本当に頼りになる、素敵なお姉さんです。
その後、三番目の被害者エリザベスとして、その生々しい現場を演じているのがダンドイ舞莉花さん。このシーンの表情は必見ですよ。一緒に話していると、ついつい盛り上がってしまうハッピーガールです。
そして、殺人現場で「エリザベス!」と泣き叫ぶ娼婦仲間は熊澤沙穂さん。ここで沙穂さんを突き飛ばす警察官は私なのですが、この直後のシーンでは、2人でリフトダンスをするんです。さっきまで殺伐としていたのに、今度は仲良くなってる、そんな役者冥利を舞台で体感してました。ダンスも歌も、安定した実力派プレイヤーです。
その直後のシーンとは、クラブ・ポイズンのことですが、このシーンはアンサンブルキャストの見せ場のシーンなんですねぇ。
まず初めに登場するのが、司会者として口上を述べる石井雅登さん。多くのお客さまに、「歌わないのかい」とツッコまれていました。雅登さんの歌は、一幕の最後の方に堪能できるので、その時に。芸大卒、劇団四季出身の確かな人です。
ここで歌うのは、ショーマンを演じる齋藤桐人さん。軽やかな身のこなし、軽やかな歌唱力。そして、ブレのない表現力。大変勉強になりました。楽屋でも、いっぱいお話しや談議をしてくださり、とても尊敬する先輩です。
こうして、また次の殺人が起こりますが、その時の被害者が永石千尋さん。舞台上では、何か艶かしい雰囲気を作り出す人ですが、舞台裏ではかなりぶっちゃけた関西人。とにかく熱心で、とにかく楽しいお姉さんです。
さて、7年前です。ここからは、アンサンブル大活躍です。
娼婦宿で女将さんを演じているのは菅谷真理恵さん。見事な歌唱力で、場の空気を盛り上げてくれました。タバコを蒸している姿が勇ましいですよね。舞台裏でも勇ましい限りです。タバコは吸ってませんが。
そして遊びに来たのは、アメリカ人留学生の3人組。一人は私ですが、まずは、りんたろうさん。リーダーのように、このグループを引っ張ってくれました。舞台裏でも、最後の最後まで調整、提案をかけてくれるお兄さんです。
もう一人のお兄さんが、森内翔大さん。稽古途中から参加だったのですが、大活躍でした。まさかこの後の仕事で、ダブルキャストをやることになろうとは…!勉強熱心なまっすぐな方です。
その翔大さんをもて遊ぶ娼婦が岡本華奈さん。パワフルな歌、ダンス、そしてセクシーパフォーマンスでお客様も釘付けにされていたかと。舞台袖ではいつもプロテインを飲んでいました。すごい…
そんな時、私のお相手をしてくださったのが橋本由希子さん。稽古場当初から良くしてくださり、娼婦館のシーンでもいろいろな提案や相談をしてくれました。最後の最後まで本当に仲良くしてくださった、楽しいお姉さんです。二幕では二人目の被害者として殺されます。
そこへ馬車に轢かれた!と飛び込んでくるのが、水野英治さん。いつでも全力投球の先輩で、この登場シーンもお姫様抱っこをしながら駆け込んで坂を下っていました。舞台裏では、カンパニーいち、お茶目な方だったんですよ〜。
そのお姫様抱っこのお相手は、香月彩里さん。このシーンでは、息を吹き返し、さっと去っていくのですが、その他のシーンでは、ちょっとした仕草でも印象的な存在感を放つ素晴らしい女優さんです。端麗でかっこいい。キューピー劇場でお馴染みですよねぇ。
突然、号外号外!と新聞配達が登場。常川藍里さんですね。その若さ、まるで10代。次の仕事では16歳の役をやってもらいました。楽屋では、いじられキャラでしたが、いつでも明るさを失わないイケメンボーイです。
そしてそして、「確実な情報か?」の朝隈濯朗さん。超イケボの捜査官ですね。いつでも熱心に取り組んで、後輩への気配りもしてくださる素敵な先輩です。ボケにはいつもノリツッコミしてくださる、ユーモアのある方です。
本当に素敵な先輩方で、勉強になりました!
また、ご一緒できたらと、心より祈って。
伊佐旺起
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