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夜が明けるよ

作詞 ryo
作曲 ryo
編曲 ryo
歌  nagi

supercellの2ndアルバム「Today Is A Beautiful Day」に収録されている
アルバム曲のひとつ。


「夜が明けるよ」は、
「Today Is A Beautiful Day」の中では一番穏やかで、静かな、短い曲。
(最初と最後の曲をのぞいて)
supercellは王道でエモーショナルなバンドサウンドの印象が強いけど、
実はこういうしっとりとした曲も多い。

supercellの音楽をことばで例えるなら「きらきら」だと思う。
水面に太陽の光が反射して輝くような、
流れ星が儚く降り注ぐような、
心地よい風に揺れる木漏れ日のような、
そういう「きらきら」。

特に、nagiさんの透き通った歌声だと
やさしく、やわらかく、かるく響く。

ryoさんの歌詞はとてもストレートなので、
きらきらに乗って、軽々と、まっすぐ耳に届く。
時々、すこし恥ずかしいくらいにまっすぐだけど、
音楽全体で聴くとふしぎと気にならない。
むしろすっと馴染んで、曲のイメージや世界観を
言葉という形で伝えてくれているようにも思える。

「夜が明けるよ」は
ちょっと傷ついた心と
眠れない夜のかんがえごとが
静かに流れていくみたいな
そういう曲。

心が疲れているとき、
なんだか眠ることもできないとき、
ふとこの曲を聴きたくなって
「気が付けばまた辿りついてた」という歌詞に
いつも、ほんとだ、って思う。
悩んで、悩んで、眠れない夜を幾つも超えたら
本当にここに戻ってくるような気がする。

答えのない問いをかかえて、
出口のわからないトンネルを彷徨ってる。
生きるってそんな感じだから、
多分これからもたまにこの歌に戻ってくる。
そのたびに、きらきらした歌を聴きながら、
ありのままでいられるならそれだけでいい、
そっか、そうなんだ、って思い出す。

誰かに会いたいなと思う。
ひとりじゃない、この歌がそばにいるって思う。



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