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日本政策金融公庫の創業融資について

日本政策金融公庫の創業融資:これから起業する方必見!

こんばんは、みなさん!
税理士の大橋弘明です。

今日は、これから起業を考えている方に向けて、
「日本政策金融公庫の創業融資」についてお話しします。
起業には資金が必要ですが、
どこから調達すればいいのか
悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
そんなあなたにぴったりの情報をお届けします!

創業融資って何?

まずは基本から。
日本政策金融公庫の創業融資は、
新しく事業を始める方や
事業開始から間もない方を
対象にした融資制度です。
自己資金を準備していて、
しっかりとしたビジネスプランが
ある方にはぴったりです。
無担保・無保証人での融資も可能なので、
多くの起業家に利用されています。

創業融資のメリット

創業融資のメリットを
3つに絞って紹介します。

メリット1: 無担保・無保証人
事業を始める段階で
大きなリスクを取ることなく資金を
調達できるのは大きな魅力です。
自己資金だけの起業よりも、
ビジネスのスピードを
加速させることができます。

メリット2: 融資までのスピードの速さ
日本政策金融公庫の創業融資は、
申請から融資までのスピードが
比較的速いのが特徴です。
通常、申請から審査完了まで
数週間程度で済むため、
すぐに資金が必要な起業家にはありがたいです。

メリット3: 充実したサポート
日本政策金融公庫は、資金提供だけでなく、
事業計画の作成支援や経営相談など、
起業家を全面的にサポートしてくれます。
これにより、ビジネスの成功確率を
高めることもできます。

自己資金の重要性

自己資金の重要性についても
触れておきましょう。
自己資金は、
事業を始めるための基本的な資金であり、
金融機関からの信用度を高めるためにも重要です。
自己資金がある程度ないと、
融資を受けることが難しくなることもあります。

実際、日本政策金融公庫の創業融資では、
自己資金の約2倍程度を融資額の目安としています。
つまり、自己資金が100万円ある場合、
最大で約200万円の融資を
受けられる可能性があるということです。
これにより、
自己資金を充実させることが、
より多くの資金を調達するための鍵となります。

許認可前の融資が可能

さらに、日本政策金融公庫の
創業融資の大きなメリットとして、
飲食業や美容室などの許認可が必要な事業でも、
許認可前に融資を受けることが
可能である点が挙げられます。
これにより、
許認可を取得するための
設備投資や運転資金を事前に確保でき、
スムーズに事業をスタートすることができます。

創業融資の申請プロセス

次に、創業融資の申請プロセスを
ステップごとに説明します。

ステップ1: 創業計画書の作成
まずは、しっかりした創業計画書を作成します。
日本政策金融公庫では
創業計画書のフォーマットがありますので、
これに、事業の概要、事業の経験、
収支計画、営業戦略などを記載します。

ステップ2: 相談予約
日本政策金融公庫の窓口に相談予約を入れます。
オンラインでも予約可能です。

ステップ3: 相談・面談実地調査
担当者と面談し、
創業計画書をもとに詳細な説明を行います。
ここで、融資の条件や
返済計画についても話し合います。
店舗や事業所がある場合には、
実地調査が行われることもあります。

ステップ4: 審査
提出された書類と
面談内容をもとに審査が行われます。
審査には数週間程度かかります。

ステップ5: 融資決定
審査に通れば、融資が決定されます。
契約書にサインをして、
指定の銀行口座に資金が振り込まれます。

令和6年4月以降の改正ポイント

令和6年4月以降、
「創業融資」に関して
いくつかの重要な改正が行われました。
ここでそのポイントをお伝えします。

改正ポイント1: 自己資金要件の撤廃
これまで自己資金要件があった創業融資ですが、
自己資金要件が撤廃されました。
これにより、自己資金が少ない方でも
融資の申し込みがしやすくなりました。

改正ポイント2: 融資限度額の引き上げ
融資限度額がこれまでの
3000万円から7200万円に引き上げられました。
これにより、
大規模な事業を計画している方でも、
必要な資金を調達しやすくなりました。

成功事例とアドバイス

例えば、Aさんは、
日本政策金融公庫の創業融資を利用して、
ラーメン屋をオープンしました。
彼は創業計画書をしっかりと作成し、
面談も前もってリハーサルして
熱意を持って事業のビジョンを語りました。
その結果、希望通りの融資を受けることができ、
無事にラーメン屋を開業。
現在は多くのリピーターを獲得し、
順調に売上を拡大し、
行列のできるラーメン屋にまで成長させました。
現在は2店舗目の出店を計画中です。

アドバイス1: 創業計画書は詳細に
しっかりとした創業計画書を作成することで、
審査の通過率が高まります。
具体的な数字に裏付けされた
現実的な計画を提示しましょう。

アドバイス2: 面談では熱意を
面談では、自分のビジネスに対する
情熱を伝えることがとても重要です。
具体的なビジョンを持って、
担当者に自信を示しましょう。
そのためには、
質問などを想定して
面談のリハーサルを
行っておくことも有効です。

アドバイス3: 自己資金を準備
自己資金をしっかり準備することが大切です。
自己資金の約2倍が融資額の目安となるため、
計画的に貯蓄を進めましょう。

まとめ

日本政策金融公庫の創業融資は、
起業を考える方々にとって強力なサポートです。
無担保、無保証人の融資が受けられ、
許認可が必要な事業でも許認可前に融資を受けることができ、
さらに融資までのスピードも速いため、
スムーズに事業をスタートさせることができます。
創業融資を利用できるように、
起業前に自己資金をしっかり準備しておきましょう。
それでは、また!

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