あまりにも正しすぎる "町洋食" のお子様ランチがうらやまし過ぎた件(モンブラン森下店/森下/洋食)
両国に引っ越してからというもの、家の周囲にコレという飲食店が少ないため、3km半径くらいの範囲をママチャリで疾走し、店の開拓に励んでいる。
もうかれこれ数年前だろうか、そんな発掘作業の最中に森下で見付けたこのお店。モンブランというハンバーグで有名なお店らしいのだが、ここがハンバーグの店というよりも、私のような昭和世代のオッサンの心にグサグサ突き刺さる「あの頃の洋食屋さん」なのである。
ちなみに、立地的に浅草の雷門通り沿いにある店が最も有名だと思われ、次いで吾妻橋(駅前の浅草通り沿い)も好立地でいつも客がいる印象。
その中では、人気店ではあるものの、この森下店が一番落ち着いた地元民仕様という感じ。
この店の何がステキって、まず店先のサンプルがこれなんだぜ。もうこの時点で当たりだと分かるじゃん。これでハズレだったらむしろ評価するわ。
という訳で、颯爽とモンブランさんのメニュー紹介に移りたいのだが、この店の看板メニューは先にも言ったようにハンバーグである。
ただし、食べ方が色々とあり、フランス風・オランダ風・ロシア風・和風・メキシコ風・イタリア風・ハンバーグシチュー・カレーハンバーグ……と国籍を跨ぎ過ぎ。
それにしても、なんでこれだけ国名を挙げておいて、カレーハンバーグをインド風にしなかったのか。
でまあ普通の洋食屋さんであるから、ハンバーグ自体は950円~と普通のお値段なのだが、この店の真骨頂は「過剰なまでのセット料金の安さ」にある。
一番シンプルなのは、ご飯と味噌汁と漬物のセット(¥370)なのだが、そこにサラダを追加したサラダセットは500円。さらにそこにポタージュかグラスワイン、食後のデザート(ソフトドリンク・手作りゼリー・アイスクリームから選択)を足すと850円となる。
ただし、この店は盛りが下町仕様なので、それぞれがしっかりした量で提供されるという点には注意したい。
で、お酒を呑みたいという方には、さらに意味の分からない安すぎるセットメニューが用意されている。
なんと、生ビール・サワー類・ハイボールなどと、おつまみメニュー2品の組み合わせで1,000円ポッキリ。「どうせ料理が小皿なんだろう」と思うかもしれないが、これもまた下町の流儀で、ちゃんとした量が出て来るので舐めてはいけない。
ハンバーグ以外にも少数精鋭で洋食メニューがあり、カキフライ1,080円ってのが痺れる。シーズンに一度は食べておきたいサービス価格だ。
だがしかし、このページで注目すべきはお子様ランチ一択。以前息子をこの店に連れて来た時は、まだ一人前を食べられる年齢ではなかったので、ここのお子様ランチを試した事は一度もなかった。果たしてこれだけ良コスパの町洋食で出て来るお子様ランチって、どんななんだろ。
皆様からの金銭サポートがあると、子育てに追われる哀れなオッサンの生活がいくらか楽になると思わせておいて、息子の玩具やお菓子や遊園地代で殆ど溶けます。