休業しないパチンコ屋の名前を公表……って、単に宣伝協力だよね?

パチンコ業界大混乱中

コロナ騒動勃発の初期から「なぜパチンコ屋は休業対象にならないのか」といった批判が相次いでいたが、その状況は長くは続かず、パチンコ屋にも営業自粛の波が訪れた。

パチンコ業の組合はイメージダウンを避けようと各店舗に休業要請をしているようだが、通常の売り上げとは比較にならない僅かばかりの協力金しか得られないとあっては、資本力のない小規模店は閉めるに閉められない。

マルハンやダイナムなどの大規模グループは割とすんなり休業を受け入れたのだが、その日の現金が欲しいような店では休業=破産を意味してしまう。
そんな店は遠からず潰れるような気もするが、休業できないのにも理由があるという点だけは頭に入れるべきだろう。

また、一度は休業を決めたものの、周囲のライバル店が休業しないから再開するといった店も出て来てしまい、パチンコ業界は大混乱していると言ってもいいカオスな状況になっている。

実例を挙げるならば、私がよく行く錦糸町という繁華街では、殆どのパチンコ屋が早々と休業したものの、1軒だけ営業を続けている店がある。

[錦糸町の主なパチンコ屋]
ミトヤ(南口・北口に複数)休業
パンドラ 休業
パトリオット 休業
ヒノマル(南口に複数)元気に営業中!

錦糸町の場合、南口に2棟ある巨大なWins(場外馬券売り場)すら閉鎖しているので、そんな空気の中で堂々と営業を続けるヒノマルさんは本当に鋼鉄のメンタルだなと。

こういう事をすると、ライバルが多い土地では絶対に「タレコミ・チンコロ・村八分」といった展開に陥る気がするので、野次馬としては今後のヒノマルさんの動向が楽しみである。

パチンコ難民問題

また、東京・大阪・北海道など7都道府県が特定警戒都道府県に指定され、パチンコ屋の休業が始まった途端に、こんな事が起きていた。

特定警戒エリアから外れた茨城などのパチンコ店に、東京・埼玉在住のパチンコ客が押し掛けるようになったのだ。

これは東京などの都心部に住んでいると分からないかもしれないが、そもそもパチンコ屋は郊外型の駐車場完備のお店が多く、駅前立地の大規模店などごく一部の都会にしかない。
そういうものだから、昔から「自動車でパチンコ屋に行く」のが当たり前という文化だったのだ。
そういう背景があるため、東京や神奈川といったパチンコが盛んな土地にある店が閉まってしまったら、そりゃ少し遠出をして茨城なり何なりに行くよなと。

ところが、今ではその茨城なども新たに特定警戒都道府県に認定されてしまい、どうしてもパチンコがやめられない連中は、さらなる遠出を強いられる事になる。

※現在の特定警戒都道府県(東京、大阪、北海道、茨城、埼玉、千葉、神奈川、石川、岐阜、愛知、京都、兵庫、福岡)

明らかなパチンコ依存症の難民達は、次はどこに通うのだろうか。

これはパチンコ屋だけの問題ではなく、そうした遠征客がどこに立ち寄るかを考えると、非常に怖い話になって来る。
「勝ったから焼肉だ!」「スパ銭でも行ってさっぱりして帰るか!」なんて事になったら、感染リスクの拡大が起こってしまうだろう。

こういう自制が出来ない連中のせいで、ますますパチンコ・パチンコ客が世間から嫌われるのである。

ここから先は

1,996字

¥ 200

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

皆様からの金銭サポートがあると、子育てに追われる哀れなオッサンの生活がいくらか楽になると思わせておいて、息子の玩具やお菓子や遊園地代で殆ど溶けます。