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【AV新法】周回遅れ報道が続々とアップされている不思議 前編

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どうして今更こんな記事たちが?

ここ1ヶ月ほどだろうか、WEBニュースなどを眺めていると「効いてる効いてるwww」と草を生やしたくなる状況になって来た。

何の話かといえば、かの禁酒法に瓜二つの悪法『AV新法』についてだ。

どうしてなのか理由はよく分からないのだが、「なぜ今さら周回遅れも甚だしいこんな記事を掲載したの?」と言いたくなるような、片側の声だけを拾い上げた薄っぺらい記事ばかり目立つようになったのである。

たとえばこれ。

内容は「AV新法が出来たのに被害対策が進んでないよぅ」というボヤキなのだが、注目すべきはぱっぷすの金尻がしゃしゃり出て来て、シレっと「被害の多くはAVではなく個撮」とぬかしている点である。

あのな、だから我々AV新法反対派は「こんな法律では被害者を救えない、適正AV業界が干上がるだけで、むしろアングラに流れて被害が非可視化されてしまう」と指摘していたんだけれども。

もうかれこれ半年前に。

私なんかはしつこくそれを指摘し続けたら伊藤和子に「内容証明送るぞ!」と脅迫されたんだけどね!

そういう声を一切無視して話を進めたのがお前らであって、何を今になって「実は被害の多くは個人撮影・同人系です」とか言ってんの?

ごめんちょっと意味がわからない。

また上の記事について余計な一言を付け加えさせていただくと、冒頭からすでに誘導が始まっていて、主張が偏り過ぎている。

 アダルトビデオ(AV)出演による被害を防ぎ、救済する新法が6月に成立、施行された。AV業界は施行前後から研修などの対応に追われ、一部からは「撮影が中止や延期になった」など、萎縮や様子見とも取れる動きも出ている。

萎縮や様子見ってなんだよ。そういう甘い話じゃないだろうが。あれだけ異常なスピードで慌てふためくかのように即施行されたのだから、対応するために大慌てで業界ルールを変えて、逮捕者が出ないように法律の内容を読み込んで撮影手順、契約手順を整えて、そのせいで「丸ニヶ月仕事がない」なんて演者・スタッフなどの労働者を生み出してしまったんだろ?

それをいけしゃあしゃあと "萎縮・様子見" とはなんて言い草なんだ。萎縮でも様子を見ている訳でもなく、法律を守ろうと必死になっただけだろうが。適正AV業界の身を削る遵法精神をバカにしてるのか。


情報のバージョンアップが一切されない人々

つい先日はこのような記事がNHKのWEBサイトにアップされた。

AV出演被害者として出ているのは、いつものくるみんアロマ。彼女が何らかの出演被害に遭ったという事までは否定しないが、いま現在のAV新法を取り巻く状況を報じるのに彼女を持ち出す事には大間違いがある。

何故かと言えば、彼女が出演被害に遭ったのはAV業界が適正もクソもなかった昔の話であり、適正AV業界の成立後は彼女のような出演被害者は殆ど現れていない。

人権理が業界内を調査したデータを出して説明したところによると、「これは出演強要と呼んでいい」と思われたのは数年間で1件だけだったという。

という事は、出演強要などのくるみんアロマらが主張するAV業界の問題点は、すでに厳しい業界ルールの制定によって解決済みだったのである。

だから、彼女が自身が受けた被害を告発し、AV業界に対して謝罪などを求めるならば止めはしないし、むしろ正当な権利だと思う。

しかし、それが現在進行系であるかのように語り、AV業界を必要以上に締め上げようとするのであれば、それは筋違いであると批判せねばならない。

早い話が、時系列を捻じ曲げてしまっては、それは単なるデマなのである。くるみんアロマが受けた被害が本物であっても、時系列が違うとなったら、彼女の勇気ある告発すらウソ・デマとされてしまうのだ。

彼女を支援している団体らは、この恐ろしさに気付いていないのだろうか。こうした捻じ曲げを行っている連中こそが、「味方ヅラして彼女の告発を汚している」のである。

さて、NHKの記事はくるみんアロマの「何年前の出来事?」という話が終わると、今度はよりによって個人撮影系の同人AVの被害を訴え出す。

プロダクションなどに所属する訳でもなく、撮影者が法人でもない個撮系・同人系AVは、被害を受けても対応が難しい的な事が書かれているのだが……


だからオレらは半年も前に伊藤和子ら中心人物に対してそのものズバリをいい続けていたよな???

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