東東京が誇る算数苦手系の老舗洋食屋さん(モンブラン吾妻橋店/本所吾妻橋/洋食)
さて、本日取り上げるのは東京の下町が誇る名洋食店『モンブラン』である。過去に浅草の本店と森下の支店をnoteで取り上げたが、今回は浅草とスカイツリーの中間地点にある吾妻橋店をご紹介する。
モンブランは浅草店がとにかく混雑し、森下店はそこまで混まないものの手狭でメニュー数が少ないなど一長一短ある。この吾妻橋店も大人気店で行列が出来ている事もあるのだが、浅草に比べたらまだ入りやすく、森下店よりメニュー数が多い。
何よりこのスカイツリーのお膝元というロケーションが "THE墨田区" という感じでよろしい。
開店時間まで数分あったので店の前で待っていたのだが、ふと気づけば息子がトランペットが欲しい黒人少年と化していた。
深刻な表情で何か独り言を口にしていたので耳をそばだててみると、「イタリアン……?和風……?いや、今日はイタリアンだな……」とぶつぶつ。
こいつは間違いなくオレ様の子供である。これでDNA検査して血が繋がってなかったらビックリする。
モンブランのウリはハンバーグという事になっているのだが、最も重要なのはこの¥1,000ぽっきりのビールセットである。異論は認めない。絶対に認めない。マジで認めない。大事なことなので3回も言ってみた。
このビールセットは、好きなお酒とおつまみ2品のセットなのだが、その "つまみ枠" が妙に幅広く、ゲソ揚げなどの洋食屋とは思えぬメニューから、思わず原価が心配になるものまでさまざま。
どれもしっかりした量が出て来て、なおかつ美味しいので、まずこのビールセットで気持ち良くなるのが正着打である。異論は認めない(4回目)。
で、ビールセットだけでは味気ないので、お酒で気分よくなったところでハンバーグ+ライスで〆たいところ。
このハンバーグも色々と問題があって、フランス・オランダ・ロシア・メキシコなど国名にちなんだ味付けや、シチューやカレーと一体化した物もあり、ぶっちゃけ選べない。
この店は最低でも2~3人で行ってあれこれシェアしたいよなあ。
ちなみに、浅草と吾妻橋の2店では「食べ放題&飲み放題」をやっていて、ハンバーグを含む殆どのメニューが食べ放題にできる。
あまりにもお得なビールセットなのでジョッキのサイズを疑う方もおられるだろうが、ご覧のように安心の飲みごたえ。中ジョッキと言いつつ妙にスリムな "自称ジョッキ" に入れてくる店とは訳が違う。
ビールセットのおつまみ(ゲソ揚げ・チーズフライ・メンチカツ・ガーリックポテト)が揃うと、このように一気に居酒屋臭が増す。おつまみの方もビールジョッキと同様にしっかりサイズで、とても単品380円とは思えないお得感である。
それにしても洋食屋に来てわざわざ居酒屋の定番揚げ物ばかり頼む貧乏舌っぷりが恥ずかしい。
皆様からの金銭サポートがあると、子育てに追われる哀れなオッサンの生活がいくらか楽になると思わせておいて、息子の玩具やお菓子や遊園地代で殆ど溶けます。