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政府の『コロナ対策』の見当違いっぷりに絶望しか感じない件……。

素人目にも疑問だらけの政府のコロナ対策

コロナネタといえば、つい先日このような記事をアップしたばかりだ。

ここでは、政府が鉄道会社に突きつけた減便要求について「それってどうなの?」と疑問をぶつけたのだが、これに限らず政府が打ち出すコロナ対策は意味不明なものが多い。
そこにオリンピックへ向けたゴタゴタも加わる訳で、ツッコミどころが多すぎてテーマが分散し過ぎてしまうほど。

そこで今回は「鉄道減便」と「緊急事態宣言」の2点に絞って、ああだこうだ言わせていただく。

鉄道の運行ダイヤは元に戻すみたいです(失笑)

鉄道ダイヤについては、話が持ち上がった時点で「それはどうなんだよ」とツッコミを入れていたメディアがいくつかある。

例えば読売新聞は早い段階で「鉄道を減らしたところでテレワークが進んで出社する会社員が減る訳じゃねえだろ」とご尤もな指摘をしている。
「むしろ便が減って混雑具合が悪化し、密になるだけだ」と、しっかりとトドメの一撃も放っている。

こうした指摘を一切無視して減便は強行されたのだが、このような結果になったそうだ。

「JR東日本は、緊急事態宣言に伴い、大型連休が始まった先月29日から今月9日までの平日の通勤時間帯で、山手線など一部の路線の運行本数を減らしていますが、7日の平日は通常のダイヤに戻すと発表しました。
利用する人が大型連休の前と比べて減っておらず、列車が混雑したためとしています」

知ってた。

普通に考えればそりゃそうだろうよ。個人的にイラっとするのが、記事を読む限りこれはJRが独断で決定したものとしか見受けられないところ。本来であれば、ここまでトチ狂った意味不明どころか、誰が考えても逆効果と分かる愚策を強要(事実上)したのだから、その責任を負うのは政府でなければおかしいだろ。

なぜ政府名義で誤りを認めて撤回・訂正できないのか。

しかも、減便要請について撤回した訳ではなく、あくまでJRなど鉄道各社が勝手にダイヤを戻すだけなので、政府・国交省は減便の方向性を崩していないという事になる。どこまでバカなのだろうか。

もしも鉄道利用者を減らし、ひとの流れを制限したいのであれば、まずやるべきは経団連などと全面抗争する覚悟で「テレワーク化」を推し進め、また可能な限りの補償を約束して業務自体を止めさせる事だろう。

それをやらずに「移動手段だけ不便にする」って、バカ以外の形容詞が見付からない。それで本当にコロナ対策になると思っているなら、もう何もしないでいてくれた方がマシだとすら思う。

日本の場合、もはやコロナ禍は明確に "人災" である。

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