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「授乳 おやつ」で調べたらエロ広告、その犯人は……(過去ログ掘り起こし)

「授乳+おやつ」でエロ広告

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ネットで授乳中のおやつについて調べようとしたある女性が、大量のエロ広告を見る事になってしまい、それについて文句を言ったところ「それはお前が普段からエロばかり見ているからだ」的な反論が寄せられてしまったそうな。

この騒動、一見するとおフェミ様達のいつもの難癖、いわゆる 「お気持ち事案」 のように受け取れるかもしれないが、私はこの話題が目に入った瞬間にピンと来た。

これ、表現問題だのゾーニングの問題だの色々と切り口はあるだろうけど、何より ”真犯人” として扱わないといけないのはSEO及び、それで食ってるいかがわしいIT屋だろ。

↑この問題について「発言者の女性は悪くないんじゃないか」と、実験結果を元に指摘している方もおられます。

そもそも何が悪かったのか

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いきなり結論から入るのも無粋かもしれないが、この問題に関して言えば最も罪深いのはサイト自体であり、またそこに広告を入れている広告屋である。

少し前に漫画村の騒動で広告屋が批判されていたのを覚えている方もおられると思うが、こいつも結局のところそういうビジネスモデルに非常に近い。
加えて言うならば、キュレーションメディアが社会問題として取り沙汰された事があったが、それとも瓜二つのような関係性にある。

悪いのはネット検索のシステムや利便性を悪用し、質の悪い情報を利用者に押し付け、それを金に換えるというビジネスモデルである。

超ざっくりと言うならば、この問題の病巣はGoogle検索の上位にクソみたいないかがわしいサイトが表示されてしまう点にある。
よって、そうなるようにSEO対策を施し金儲けに繋げている業者こそが真犯人だと言えるだろう。

こうしたやり方は何も無名の胡散臭いベンチャーや、イリーガル上等な不良連中だけがやっている事ではなく、名の知れた大企業でも当たり前のようにヤラかしている事だ。00年代初頭くらいに台頭して、気付いたらそのまま大きなグループに成長したIT企業とかあっちこっちにあるでしょう。そういうヤツらが堂々とやってる事だからね、SEO対策(笑)って。
そのせいでネット上にこういうノイズやデブリが撒き散らされて、嫌な思いをする人間が後を絶たないんだよ。

”SEO対策” って時代遅れな響きがあるけれども、実は今でも金になるし、ネットを使ったインチキとしてまだまだ主流なんだと覚えておいて欲しい。
「Google検索で上の方に載せる」って、おそらく今後しばらくは ”価値” が下がらない物だと思う。

よって、使う側がそういう背景を頭に入れておいて、真っ当な情報がどこにあるか自力で探さないといけないんだよ。悔しいけど、ネットってのは昔からそういう世界なの。

この件でゾーニングだのフェミだの表現の自由がどうのだセクハラがどうしただなんて言ってると、そもそもの元凶であるココを見落とすぞ。

広告枠には格がある

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その昔、探偵ファイルという月に広告料だけで4千万円も稼いでいたモンスターサイトのプロデューサーをやっていて、ある程度ネット広告業界の裏も表も知っている立場として「頼むからこれだけは頭に入れて」という話をさせていただく。

そもそもの話になるのだが、今回問題とされているような広告が掲載されてしまうサイトというのは、WEBページとして非常に「格の低い存在」である。格が低いサイトってのがどんなものかというと、『格が低い=信用がない=そこにある情報を信じてはいけない』と考えていい。

例えばだけれども、トヨタの広告が掲載されているサイトと、この手のエロマンガの広告が掲載されているサイトがあったとして、どちらのサイトにある情報を信じる?

こう考えてみると答えはすぐに出るはず。

A:トヨタのようなナショナルクライアント(全国規模の大企業)が広告を出そうと判断したサイト

B:一昔前の「騙しクリックで飛ばしてナンボ」みたいなノリでアダルト広告がガンガン貼られているサイト

こうやってAとBとを比較すると、どういうバックボーンの会社(または個人)が運営しているページなのかうっすら分かるでしょう?

まさかとは思うけれども、この条件でAよりもBにある情報を信じるという人がいたら、すでにオツムのお病気が進行してしまっているので、ネットなんかやっていないですぐに病院に行くべきだ。

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