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NHK報道被害者が語る『NHK式 捏造報道の作り方』 #3

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NHK報道被害者が語る『NHK式 捏造報道の作り方』
#1 https://note.com/oharan/n/n294a867d5b3c
#2 https://note.com/oharan/n/n42cb777d4ac0
#3 https://note.com/oharan/n/n3fd11e926b86
#4 https://note.com/oharan/n/n4270405a9be3
#5 https://note.com/oharan/n/n78ee486d559f



失言待ちのNHKvs意地でも口を割らない私のエンドレスバトル

初回はNHKの番組出演に至った経緯を、そして前回は収録時のNHK側のやり口をご紹介した。今回は収録時の様子と、収録後の揉めごとについて書いて行く。前半は前回と被る内容だが、改めて収録時の様子から書かせて頂く。

NHK 特報首都圏『ネットの“祭り”が暴走する』
2007年07月06日(金)放送
インターネット上の匿名掲示板で突如発生する“祭り”。有名人や企業など、特定の個人や団体を攻撃する材料を見つけると、ネット上で不特定多数が連帯して意見交換で盛り上がる。時には根拠のない情報がでっち上げられ、ネット上でまことしやかに流されることで、それを信じた人が、個人宛に脅迫文を送りつけたりするなどエスカレートするケースもある。今やネットの中だけにとどまらず、現実社会に大きな影響を与え始めたネットの“祭り”。いったいどんな人たちが参加し、なぜ熱狂するのか。歯止めがきかないネットの”祭り”とどう向きあっていけばよいのか、考える。

私が出演するハメになったのは、2007年7月に放送された特報首都圏という番組。初回にも書いたが、私へのオファー時には「ネットの情報波及やネット上の言論について」といった内容だと説明されたのだが、収録の際に最も時間を割いたのは「マンガ嫌韓流について」だった。

しかも、NHKキャスターらは実に卑劣な仕掛け方をして来た。少しでも受け答えを間違えたら、私が嫌韓流をネットで広めた張本人といった印象を持たれ兼ねない、最初から私の話を切り貼りする気満々の失言待ち的なやり口だったのである(詳細は前回参照)。

収録中にそれに気付けて良かったなとは思うが、お陰でNHKが望む言質が取れなかったようで、私が口を滑らすまで収録が終わらなくなってしまった。
当初、収録時間は21時~23時と聞いていたものが、0時を回っても終えて貰えず。薄暗い小部屋にキャスターとスタッフ2人と私の4名で閉じ籠り、相手の思う返答をしないと撮り直しなんて作業が機械的に進む、まるで取り調べかのような状況だったのを覚えている。

それまでもTV出演経験はわずかながらあったのだが、このような小部屋に監禁されているような状況での収録は初めてだったので、お恥ずかしながら全く勝手が分からなかった。

それに、NHK務めの知人のたっての頼みだったので、不愉快だからといってちゃぶ台を引っくり返して帰る訳にもいかず、どうするのが正解なのか判断がつかないまま、終始相手のペースで収録が続く。
結果的に、1時を過ぎて終電も無くなった時間に仕方なく開放されるという酷いオチになってしまった。

加えて言うならば、ノーギャラなのにタクシーチケットも出なかった。こちとら交通費分の赤字である。


収録後の揉めごと

このようにしてボロボロになってNHKから逃げ帰ったものの、言うべきことは言っておかねば大変なことになると、翌日にNHKスタッフと、間に入った知人に連絡をし、内容や対応について釘を刺しておいた。

私が特に主張したのは次の点だ。

・私は嫌韓流とは無関係で、そもそも一度も読んだことがない
・私と嫌韓流を無理に結び付けるのはやめろ
・当初の話にあったネットの情報波及や、ネットの言論といったテーマについて語った部分をちゃんと使え(詳細については前回の記事参照)
・約束を違えて終電もない時間まで引っ張った挙句に交通費自腹の状況にしたことについて、それ相応の謝罪をしろ

これを電話口でも、メールでも、担当スタッフ(ディレクター)に伝え、知人にも「こういう事情で揉めている」と苦情を言っておいた。
ここまで先に手を打っておけば最悪の結果にはならんだろうと思ったのだが、NHKのバカっぷりやクズさは常人の想像を遥かに超えていた。

この番組の放送日時は、2007年7月6日の19時30分である。なのに、7月6日の昼過ぎにNHKの担当ディレクターから電話が入り、放送で使う私の出演シーンにテロップや図表を入れたいと言われたのだ。

ランチタイム終わりかけの変な時間にご飯を食べていたら電話が来たので、「今から編集すんの?終わってないの?」とビックリしたのを覚えている。

しかもその内容が酷い、あまりに酷い。ショックのあまり路上で卒倒するんじゃないかと思ったほど酷かった。道端で電話に向かって本気で怒鳴ったのは、後にも先にもあの時だけである。

NHKのディレクターはこんなことを平然と言って来たのだ。

「本日の放送で使用する荒井さんの出演シーンですが、少し尺が足りなくなったため、図表やテロップの補足を入れさせてください」

もうこれがおかしい。私は21時~1時30分くらいまでずっとNHKで収録していたのだ。ざっくり4時間と考えて、後半の約3時間は嫌韓流のゴタゴタで潰れたが、前半の約1時間について(ネットの言論だの情報波及だの)は問題なく使えるはずだったからだ。
しかも私は 「当初の約束通りその部分こそ使え」 と釘を刺している。なのに尺が足りないとは何事なのだろうか。

あまりに不安になったので補足とやらの詳細を聞いてみたのだが……

「収録時に嫌韓流の話をしていただけなかったので、それを図表や本の表紙のインサートなどで補足します」

NHKのスタッフってバカなのだろうか。知能のレベルが人並み以下なのだろうか。あれだけしつこく 「オレは嫌韓流と無関係だ」 と言ったのに、何でそういう話になるんだろうか。ハナから捏造する気満々だし、それを悪いこととも思ってないよな?

しかもそれだけじゃない。

「荒井さんがご友人との間で嫌韓流を話題にし、電話で広め合ったという内容にさせてください」

いや、いやいやいや。言葉が出ないとはまさにこのこと。これを言われた時には、本当に頭が真っ白になり、日本語なのに内容が理解できなかった。

このやり取りがあって、前回の記事にも書いたこの怒声に繋がる。これは当時の携帯電話で通話録音したものを、何かの時のために文字起こししておいたものである。(残念ながら元の音声データは消失)

「収録の時も男性キャスターに直接言ったけど、仮に私が友達と電話で嫌韓流の話をしていた事実があったとして、それがどう番組と関係あるの? 番組のテーマはネットの情報波及とか言論とかなんでしょう? 私はそう聞いたから請けたんだよ。それがネットと関係ない場所で私が友達と話をしてましたって、どう番組のテーマと繋がるのよ。 どんな番組にしたいのか、どんな絵や言質が欲しいのか、騙し討ちしないで最初からハッキリ言ったらどうだよ? そしたら断ってたよ。最初の電話で言った通り、オレは嫌韓流なんか一度も読んだことないんだから。それにネットで ”荒井禎雄 嫌韓流” で検索してみなよ。何も出て来ないから。1日にユニークで1万人見に来ているブログ(当時)なのに何も引っ掛からないっておかしいだろ? オレがネットで嫌韓流を仕掛けた証拠なんか何もないけど、オレが嫌韓流について何も言っていない証拠はいくらでもあるの。一発で捏造と分かる真似はすんなよ」

恐ろしいよNHK、番組のテーマが ”ネットの祭り” なのに、あいつらオレを「友達との電話で嫌韓流を話題にした荒井さんです」とか言って画面に映し出すつもりだったんだよ。NHKの解釈では、ネットの祭りってのは電話も含まれるのか!?

あまりにあまりな話だったので、私は上の内容を伝えて、伝えてというか怒鳴って電話を切り、お心の状態が一気に悪化したため、家に帰ってふて寝した。とてもじゃないが、恐ろし過ぎてオンエアチェックなど出来なかった。

(続く)

※ 本文ここまで
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https://note.com/oharan/m/me7f4e089bacd
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