見出し画像

お母ちゃんがいい人過ぎて応援する以外の選択肢がないお菓子屋さん&カフェ(カフェチョコプリン/墨田区業平/カフェ)

アーバンライフメトロに連載させて貰っている街紹介の記事用に、日頃からあちこち徘徊しているのだが、ある日スカイツリー~亀戸界隈を改めて掘り下げてみようと、ママチャリを飛ばしてネタ探しをしてみた。

※そういえば最新回の江戸川橋の記事が掲載されておりました。

画像1

今非常に扱いに悩んでいるのが、スカイツリーからほど近い場所にある業四市場である。ここは商店街と呼ぶには所属する店がもはや数軒しかなく、生鮮品を扱う買い物場所と呼べる店は八百屋と小規模スーパーの2軒だけ。

ところが、この2軒が非常にリーズナブル(相場的には亀戸価格)で、野菜や果物に関して言えば品質も決して悪くなく(肉と魚についてはノーコメント)、知っておくとお買い物コースの幅が広がってちょっと楽しくなれる。

画像2

画像3

この日も取材のネタ探しと言いながら、晩御飯用に買い物をしてしまった。見てこの安さ。しかも決してクズ野菜とかじゃなくコレだからね。
特に長ネギはどこに行っても高くてなあ。この値段で売ってくれてるのマジで有り難い。

画像5

で、この一帯は銭湯にも恵まれていて、まず業四市場の中にあるさくら湯。ここは露天風呂こそないものの、温度帯ごとにいくつも浴槽があり、水風呂もしっかり用意されていて、非常に居心地がいい。イマイチ知名度は高くないが、もっと評価されてもいいなと思う。

画像4

近場の銭湯といえば、大通り(四ツ目通り)を渡った路地裏には大露天風呂で有名な大黒湯が。もっと錦糸町寄りの場所(錦糸公園付近)には、大黒湯が経営を引き継いだ黄金湯という銭湯もあるし、銭湯好きには楽園のような土地である。

また、業平の商店街には、その昔王貞治氏の両親が経営する中華屋があった。色々あって親族が店を引き継いだりしつつ、ほんの何年か前まで業四市場の中で営業していたのだが、何でも店主が90歳になってしまったそうで、残念ながら現在では閉めてしまった。

なお、王貞治が子供の頃に野球の練習をしていたという業平公園は現存(業平二丁目)。息子と初めてキャッチボール練習をするとなった時に、王さんにあやかって業平公園に連れて行ったのを覚えている。

画像6

さてさて、やっと本題。

スカイツリーを抜きにしても、実は色々と見どころのある業平で、ちょっと気になるお店を見付けてしまった。住所的には業平四丁目なのだが、先に紹介した業四市場とは1ブロック間に挟んで対角線上の位置関係。

「こんなところにお菓子屋さんあったっけ?」と店内を探ってみると、変な時間だったからか、オバちゃんが1人テーブルに座ってお茶を飲みながらテレビを見ていた。どうも喫茶店兼お菓子屋さんという路線のようだ。

普段ならこの手の店はスルーするものなのだが、どうしても気になったしまった私は勇気を出して突撃。すると、テレビを見ていたオバちゃんが「いらっしゃいませ~」とオペレーション開始。

店員だったんかい!

ここから先は

1,072字 / 2画像
[料金] 500円(月) [更新頻度] 2018年11月の開設以来、毎月約20本の記事を掲載しています マガジン購入者限定のネット配信番組なども思案中ですので、ぜひ応援よろしくお願いいたします。

月刊汁マガジン

¥500 / 月 初月無料

元芸能記者、元AV監督などなど流浪の人生を送るフリーライター荒井禎雄が、時事ネタ・地域批評・グルメなど様々なジャンルの記事を書いています。…

皆様からの金銭サポートがあると、子育てに追われる哀れなオッサンの生活がいくらか楽になると思わせておいて、息子の玩具やお菓子や遊園地代で殆ど溶けます。