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「考えてみたら確かに」コロナ禍で国技館のお相撲も大打撃を受けていた

女房の実家は両国に古くから住んでいる事もあり、色々なお付き合いで定期的に国技館のマス席でお相撲を観ねばならないという呪いにかかっている(当然お金は減る)。

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有り難いことに私にもそのおこぼれが回って来るのだが、このお陰で息子は6歳にしてマス席での観戦回数が「年の数」というクソ生意気な事になっている。世の中には抽選にはずれて観たくても観られないひとも多いというのに……。

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そんなこんなで今場所も義父から我が家に「お相撲観ない?(=俺はもう見飽きた)」とお誘いがかかったので、息子を連れて相撲観戦することに。

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が、私は事前に聞いていた。いま国技館はコロナ対策で大変そうだと。聞くところによると、マス席の一番の楽しみと言っていい「飲食・飲酒」が出来ないというのだ。

え~~~、マス席と言ったら、お茶屋さんに瓶ビールを運んで貰って、それをグイグイ引っ掛けながらお相撲観るのが楽しいのに!それあっての焼き鳥だろうに!

焼き鳥やお弁当も貰えはするけれど、場内での飲食が禁じられているため、原則としてお土産専用という事になっているそうな。

まあでも飲食店や居酒屋であっても、問答無用で酒の提供まかりならんとされている現在、こんな状況下で国技館がOKな訳ないよなあ。言われてみれば確かにそうだって感じ。

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チケットを見せて入り口を入ると、お茶屋さんが並ぶ通路は封鎖されており、動線は正面玄関だけに絞られていた。その先で消毒や検温をして、パンフレットを貰って入場するという形になっている。

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このようにお茶屋さんは一軒も開いておらず、「お土産の引換所」としてのみ機能していた。仕方ない事とはいえ、これは寂しいなあ。

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寂しいのは館内の売店も。ご覧のように飲食系の売店は席で食事が出来ないものだから、だいぶ縮小して営業している模様。

一応、飲食可能なスペースも用意されていたが、お相撲を観ながらの食事が出来ないというのが足を引っ張ってしまって、客足はイマイチのようだ。
そりゃなあ、建物の外に出てベンチで食えなんて言われても、楽しさ半減どころじゃないもんなあ。

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飲食以外のグッズ売店などは通常営業中。とにかく飲食がダメという考え方のようで、おそらく「当局からのお達し」的なものがあったのかもねえ。

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このように辛うじて営業している飲食系売店にも「館内持ち込み不可」という張り紙が。せめて飲食可能な場所に観戦用モニターがあればなあ。

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国技館内の飲食店も休業中らしく、なんというか全体的に活気に欠ける印象。それでも開催できているだけマシという事なんだろうか。

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