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【沢木和也の終活ボツ原稿】女衒ならではのオッサン転がしや詐欺グループのお話


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はじめに

この記事は、私が手掛けたAV男優・沢木和也氏の自伝(実質的には遺書)に文字数の都合で収録されなかったボツ原稿を一部抜粋した物です。

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今も "AV新法" で揺れるAV業界ですが、元々はどのような業界だったのか。どのような人間達が作って来たのか。そしてその業界がどのような努力によって適正AV業界へと変貌して行ったのか。正しい歴史を学びたい方にとっては貴重な資料となる述懐です。

ただし、沢木氏が死に臨んで発した言葉なので極端にウソがなく、その分ハードな内容も含まれておりますので、「事実だから仕方ない」と納得してくださる方のみお読みください(有料マガジン/月額¥500をご購入いただくと全て読み放題になります)。

なお、このシリーズ記事は沢木氏の自伝をお読みいただくと、より楽しめる内容になっております(というか読まないと何のこっちゃわかりません)。

本の印税は沢木氏のご遺族にお渡ししておりますので、興味を持っていただけましたら購入をご検討ください。


六本木のホストクラブでアルバイト

[内容]
AV男優の仕事が無かった時期の女衒商売シリーズ。女をエサに金持ちのオッサンを集めて金にしていたというお話。

[カット理由]
内容的には面白かったのですが、似たような話が他に色々とある事と、沢木氏のnoteの方にアップした話もあった事から、カット候補になりました。

AV男優の仕事が無かった頃に色々な仕事に手を出したけど、スカウト以外の仕事だと、ホストクラブを間借りしたアルバイトっていうのもあったな。
知り合いの六本木のホストにお願いして、俺用に1席空けて貰って、そこを売上折半で借りていたんだ。

客は自前で呼ばなきゃいけなくて、その席で立った売上だけが俺の収入になるというスキームだった。秋葉原で見たことあるけど、レンタルショーケースって言うんだっけ、レンタルボックスだっけ。ショーケースを1個借りて、その中身が売れたら売上金が払われるってやつ。あれと同じだよね。

そういう契約だったから、客は自前で呼ばないといけなくてさ。その時期に仲良くしていた人達に必死で営業を掛けて回ったんだ。「六本木界隈で飲む時に使って!」って。

その頃は羽振りのいいヤツが多かった事もあって、セットのみなのに月に1~200万円くらいの売上は立てていたんだ。店と折半だから、100万円の売上があれば50万円貰えるし、200万円ならば月収100万円になった。個人の収入としてはとても大きいよね。


女衒の腕の見せ所は実はオッサン転がし

当時はAV男優やスカウトなんかの女衒仕事のキャリアがあったから、そういう時に金をばら撒いてくれるお金持ち人脈を握るのが簡単でね。大名の子孫とか、絶対にロクな商売してなさそうな経営者とか、何やってるか知らないけど金はあるヤツとか、謎の金持ちが何人もいたんだ。

そういう連中を引っ掛けるのって意外と簡単でさ、そこそこの容姿のヤレる女や、簡単にヤレなくても抜群にルックスの良い女を使えば、スケベ男がいくらでも周りに集まって来たんだよ。

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皆様からの金銭サポートがあると、子育てに追われる哀れなオッサンの生活がいくらか楽になると思わせておいて、息子の玩具やお菓子や遊園地代で殆ど溶けます。