「10万円の受け取り辞退」に見る、政府の経済音痴ぶり

「現金支給の受け取り辞退」という最悪のパフォーマンス

なんだかもうコロナ騒動勃発以降、国に対する不平不満が暴発しており、毎日毎日お心の浮き沈みが激しくて仕方がない。

そんなところに、またしても神経を逆なでしてくれる酷い話が流れて来た。

なんでも全閣僚が10万円の一律支給の受け取りを辞退するのだという。さらに自民党の所属議員全てが受け取り辞退する流れにあるそうな。

まあどうせ国民に対する何かやっているポーズなのだろうが、この決定は安部首相を含む現政権の幹部達がいかに経済の仕組みを理解していないかの証明になっている。

お金の流れは川の流れに喩えられる事がよくあるが、上流にいる者(金持ち)が水(金)を流さないと、下流にいる者達が干上がってしまう。
就職氷河期世代などを棄民とした事を皮切りに、政財界の一部の人間の都合を優先してこれをやり続けて来たのが日本である。

そして今、日本は下流が干上がり、その影響が上流にも見られるようになってしまった。上流の人間達の愚かさによって水(金)の循環がストップしてしまい、何をするにも財源がないだの何だのと二の足を踏む情けない状況になったのである。

さて、今回の10万円の一律支給の話に戻るが、こうした経済の仕組みを考慮すると、”正解” が見えて来るはず。

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