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私の初代お針箱

初代、というのは正確ではないです。
最初に手にしたのは、小学生頃の家庭科の授業の為に買ってもらった、The昭和な、なんとも言えない、クリーム色のプラスティック製の裁縫箱。そこに、真っ赤な持ち手の裁ちバサミや、芝生みたいなグリーンの安全性のみ考慮しました!的な糸切りバサミ。あと、何が入っていたかあまり覚えてませんがセンスのかけらも無いあーあ、っていう配色の小物の数々…
裁縫箱自体は、今見ると、懐かしの昭和って感じだと思うけど。

そこで、このクッキーか何かが入っていた缶ですよ。
ちゃんとした、と言うか、一般的な裁縫箱は家にあったと思いますが、初めて自分用としてこの空き缶が何故か、浮上して、好きな針刺しと、糸と、鋏は子供のお小遣いでは買えないので泣く泣く家庭科の頃のものを入れてましたけど。
長らく私の手元にあって、整理整頓されてる時もあれば、カオスなこともあり、ミシン使うようになると、必要な小物も変わってくるので、一時的に糸専用の箱になったり、この前、久しぶりに開けてみたら記憶の彼方に置き忘れていた残布が、ギュウギュウに詰まっていて、この缶に謝りたい気分になりました。
晴れて、中途半端な残布はいつか使える、何かに使えると思っていたけど、忘れるくらいだから、思い切って処分しました。ああ、すっきり。

このお菓子の空き缶、明らかに頂き物だと思うのだけど、我が家は何故かちゃんとした、と言うか普通のお裁縫箱もあるのに(それなりにでかい)お菓子の空き缶をサブのお裁縫箱として使っていました。どっちがサブだかメインだかわからないけど。よく使う物だけを移動しているうちに、大きい裁縫箱は使わなくなった…みたいな経緯かなと思います。

昭和レトロなデザインのこの缶は、今また空っぽになったけど、段々と材料や道具も増えてきたので活躍の場がありそうです。

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