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参りました入間郡。

NHKEテレで放映中の「魔入りました!入間くん」というアニメを

子どもたちが大好きで毎週観ています。

入間(いるま)といえば、私の中では埼玉県の地名ですが、

作中の舞台はそもそも人間の世界ではなく悪魔が住う魔界というファンタジーの世界なので、

作者さんも、埼玉県には関係ないみたいです。

多分語呂が良かったんですかね。


私の現在の実家があるのは旧郡域でいうと入間郡で、

今も入間郡は存在してます。

私が入間地域に転入したときより、

平成の大合併というやつで、

町の数は大幅に減りましたが。


埼玉県は西と東では、ほぼ交流もなく、

東京に近いが故に

高知県の高知新聞や地元テレビ局のようにローカルメディアが浸透しておらず、

東部の小学生は、西部の様子をほぼ知りません。

毎年秋になると校舎の窓から

訓練で飛んでくる自衛隊の飛行機が見えましたが、

それが具体的にどこから飛んできているのか、

みんな知りませんでした。

埼玉県の西の方に「入間」という場所があって、そこに基地があるらしい、と。

高学年になって地図が読めるようになり、

初めて知る自治体の名前も多かったです。

「入間」(いるま)

もそうですが、

「名栗」(なぐり)村や

「毛呂山」(もろやま)町

など、音や字のインパクトに、

一部の男子がざわついていたのを覚えています。

(多分、西部の子から見れば、私のふるさとの町の名前も充分へんな音に聞こえたと思いますが)

そのときはまさか、

自分がその

名栗やら、毛呂山などを含む入間地域に住むとは、

あの、校舎の窓から見た自衛隊の飛行機を

毎日横目に電車通学することになるとは、

夢にも思っていませんでした。



そして私の子どもが、高知に来て

入間くん、入間くんと連呼してるのも、

不思議に思いつつ、

ケタケタと幻想の世界の物語を楽しそうに笑う子どもの顔を

和らぐ心でみております。


いま夢にも思わぬことが起きるのは

これより人生が終わるまで、

まだまだあるのでしょう。

その伏線が、もしかしたら、目の前に落ちているのかも、しれません。










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