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朝メシ前よ

4月の初旬、子どもたちの春休みが終わる

イコールまっさらさらな新学期が始まる。


私の最大かつ今のところ唯一の身体の弱点の

月経によるアレコレ(主に貧血)が

子どもの節目にかぶってしまい、

本当はじっと無になっていたい死に体の状態だったのだけど、

よそゆきパワーを発動し、学校書類の嵐をさばき、

気合いと家族の協力で乗り切った。

(その間、下の子2時間半行方不明事件が起こり、顔面蒼白でその辺を走ってしまったので若干回復が遅れた)

中旬に入った昨日から本格的に回復し、

毎度のことなのだけど別人のように

頭も身体も動くようになり、

春休み帰省と月経で行けなかった畑にも出られるようになった。

我ながら動けるときと動けないときの極端さが笑える。


畑にほぼ2週間行けないというのは仕事がたまるということで、

そしてたまっているのは畑だけでなく家やら諸々もすべてで、

バランスをとりながらやっつけていくというのは

計画性が絶対にいる。


子どもたちが小さな頃や環境に慣れない頃は

熱だ怪我だ行きしぶりだおもらしだと

主婦の机上の計画など絵に描いたモチで、

3割叶えばいいほうだったが、

今は比較的計画が通りやすく、

計画性がないと自分で思い込んでいただけで

ひたすら精神的体力的余裕がなかったから、

能力的に計画立てられないんじゃなくて、

計画たてたくなかったんだなあ、と自覚する。

精神的に未熟なまま、親になってしまうと、

そうなる。

話が脱線した。


で、昨日は畑で最低限の仕事をして帰宅した後はひたすら計画した。

あらゆる分野のたまった仕事をひとつずつ消していくために。

そして今日は

朝の支度、洗濯を終わらせて

子どもたちを送り出してから

大麦とエンバクを刈り取り、

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きぬさやとスナップえんどうの手入れをし、

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じゃがいもの土寄せを完了させた。

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明日から雨だから、

今日が勝負だった。

旬に合わせた地味な作業の積み重ねが食べるものを育てている。

最近やっと身に染みてきた気がする。

私は朝ごはんを食べずに働くのはあまり苦ではなく、

水分補給だけしながら

7時50分から10時10分まで働いた。

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えんどうの側にまいた麦が出穂(しゅっすい)した。

えんどうを収穫しやすいように、麦を刈り取っていく。

あつくなって半袖になる。

麦とえんどうに囲まれてしゃがみこみ、

なんとも言えない心地よさを感じる。

「緑に囲まれてるって最高に幸せ。」

シンプルにそう思う。

すみっこぐらしみたいな緑の囲まれ方。

麦は他の草を抑えるので、種をまいた場所は綺麗に麦だけ生えている。

それもまたそばにいると心地よい理由なのかもしれない。

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小さな子どもたちが

こんな場所でバレバレのかくれんぼをしたら

幸せだろうな。

孫世代にこういう場所をあげられる高齢者になりたい。

それを私の生き方で、死に方にしたい。

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