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籠る(こもる)

昨日も今日も家に篭っている。

血が足りない。



私が動かないと、子どもたちも動かない。

小さい下の子はともかく、上の子は自分からは外にいかない。

誘われないと、どこにもいかない。

自転車でどこまででも行ける体力をもっているけど、どこにもいかない。

私などは、友達が誘わなくったって、

一人でフラフラと散歩していた。

私のそれは、

好きとか嫌いとかに関わらず、

生まれたときから居た場所だったからなんだろうか。

嫌いな人間(子ども)は近所にいたが、

それが理由で家にいたのはごく低学年までで、

高学年になればそんなのはどうでも良かった。

学校がお世辞にも上品な場所ではなかったので、

多少図太くなったと思う。

フラフラと、外にいた。


高知に来てから特に家に篭るようになった上の子は、

何か、人がこわいらしかった。

近所の人は総じて親切だが、

やはりこちらにきてから、明らかに警戒心が強くなっている。

(異文化への転入というのは、

小さな身体に多大な変化を与えたのだろう。)

私が小学生の頃に浴びせられていた変なあだ名などで呼ばれたら、

一発で学校に行かなくなるのではないか。

と思う。

自分のいた環境が良いとは思わないけど、

「へでもねえ」ことを気にする我が子をみると、

大丈夫か?とお節介なことを思う。

総じて心配は余計なお世話で、

大丈夫にきまってる。


子どもを信じるっていうのは、

どんな道をいっても

結局大丈夫になる、って

強く言い切ることなんだと昔教えられた。

結局親の想像斜め上をいくのだけは決定してるんだから、

あれこれ予想しても無駄なんだ。

とはいうものの、まだそこまで悟りきれない未熟な母親である。



家に2日篭るくらいで、

「へでもねえ」心配してる

自分の弱さのほうを

どうにかせばなんねえ。



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