ワーママ vs 習い事問題

娘はこの春、年長クラスだ。
もう6歳になってしまう。

突然焦り出した母親の私。
いや、、突然なんかじゃない。
年少になる3歳の時からずっと、私は自分の理想とする教育と現実との矛盾と闘いながら、半ば諦め、折れ続けてきたのだ。

まずは幼稚園。
モンテッソーリ教育の素晴らしさを知り、ぜひ我が子にも受けさせたいと思った。奇跡的に、市内に1つだけその園は存在した。クレヨンハウスにも掲載された程なので、たぶん素敵な園なのだろう。

しかし、核家族で共働きの、両親は遠方に住んでいて気軽に頼れる親族もいない私たちに、幼稚園という選択肢は皆無なのだ。
なんて哀しいことだろう。
モンテッソーリの教具はネットでも手に入れられるが、自宅でやれる程のエネルギーは私にはもはや残っていない。

自分が娘と同じ年齢だった頃と比べると、
専業主婦だった母に育てられ、時間はたっぷりあった。公文とスイミングを習い、近所の子たちと日が暮れるまで外遊びもしていたし、それなりに忙しく過ごしていた。テレビを見る時間などなかったように思う。
そしてこの頃には公文のおかげで、就学前から少しの漢字を使って日記を書いていた…。


それに比べて娘は、暇を持て余している。
もちろん習い事などしていない。
自力でひらがながようやく書けるようになったぐらい。
私も半年前までは早期教育には大して興味がなく、それよりも、家族一緒に過ごす時間を大切にできればいいなと思っていた。

でも、果たして本当にこのままでいいのだろうか。
別に自分の幼少期と比べるつもりはないのだが、親の都合でここまで教育に差が出るのは、なんだか責任さえ感じてくる。

大体、定時まで仕事をしていたら、平日に習い事をさせるなんて不可能極まりない。
土曜日クラス?
田舎すぎて教室が少なく、あっても空きがない。
こういう時、『都市部に住んでいれば選択肢が広がるのに。。』と悔やまれる。

と、ここまででネガティブワードはやめ、
『じゃあどうすればいい?』に変換してみることにした。
隣の市にあるヤマハの土曜日クラスを探して、すぐ仮予約した。

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