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炎の大地、阿蘇へ ②

滞在2日目(9月24日)は、朝から阿蘇山の火口を目指しました。ホテルのスタッフさんに駅まで送ってもらい、再び「阿蘇火口線」」に乗ります。(「また行くの??」と驚かれつつ。)朝イチの便は9:55発。

阿蘇山

再び同じ遊歩道を登っています。シェルターが見えてきます。1日前よりも晴れ渡った空です。どんな景色に出会えるかワクワク。

阿蘇山

まずは火口おはよう。

砂千里

阿蘇山
阿蘇山
阿蘇山

第3〜6火口が谷底に広がる崖を横目に、遊歩道を少し下っていきます。
昨日よりも太陽光の陰影がくっきりしていて、地形の凹凸がより鮮明に映ります。写真でも立体感が伝わりそう。

砂千里

遊歩道から脇道にそれる形で、荒涼とした感じのエリアが出現。このロープが張られた先に何があるのか気になったので進みます。火口に比べて、だいぶ人がいません。ロープの先には…

砂千里

砂漠地帯と木道が、悠々とひろがっています。
ここは月面?火星?

砂千里
砂千里

むき出しの地層が見える!!

砂千里

うしろを振り返るとこんな感じ。

砂千里
砂千里

道がある限り、進みます、進みます…

行き止まり。岩壁現る!ストックを手にした登山の装備の人たちが続々と登っていきます。これは軽装では無理そうだ。(わたしは街歩き用の服と通勤リュックとライトな登山靴でした)

後から調べたところ、この岩地帯は中岳に登るルートで、これを登り切って尾根歩きをすると見おろす形で火口を見学できるらしい。次回にお預け。

イタドリ群生地。ほとんど草木が生えていない地面で、たくましく咲いていました。

砂千里

それにしても、日本じゃないみたいな光景です。

ふだん自分が送っている都会生活や日常世界が一気にはるか彼方に遠のいてゆき、どんどんとこの異空間にのみ込まれていく感じがしました。

そして不思議なことに、こんなに荒涼とした草木のない砂漠地帯のような場所にも関わらず、明るさ、暖かさ、優しさ、力強さ…といった、素敵なパワーに満ちているのです。歩けば歩くほど、体も心も軽くなり、元気になっていくのが分かります。

人を寄せ付けない激しさや荒々しさとは、まるで真逆の、包みこむ真綿のような、ほんとうに美しい、密度の詰まっているような、目に見えない力です。地球のパワーなのでしょうか。精霊がいるのでしょうか。

草千里

草千里で遅めのお昼ご飯。おいしかったです、熊本ラーメン。ストレートの細麺と紅しょうががGood。一千円なり。

草千里

烏帽子岳の上には半月がこんにちは。
これはサンセットが見えそうだ。
ということで、阿蘇駅に戻る最終バスには乗らずに、日没後にタクシーさまに迎えに来てもらう手配をしました。居残り居残り〜るんるんるん。

草千里

草千里のはしっこは、ちょっとした湿地帯がありました。水たまりの一個一個がキラキラしていてほんとうにきれい。

草千里

サンセットを見る場所を決めました。烏帽子岳の手前のちょっとした丘の上。むかしむかし烏帽子岳が噴火して流れた火砕流が丘の形で固まって、そのうえに今は草が生えているとのこと。

気温がぐっと下がってきて、手がかじかみます。いままで出番がなかった、リュックも入る雨ガッパをすっぽり被りました。花柄の塊みたいな恰好に。となりで粘ってた薄着の若者たちが退散してしまいました(笑)。おかげでサンセットシアターを独り占め…

草千里

夕日反対側をちらっと見ると、まだ馬がいます。乗馬体験後は放牧されるみたいです。お仕事後のひとときですね。おつかれさまです…

草千里

18:01

草千里

18:13

草千里

日没後の中岳。噴いてます。

草千里

日没後の空の色もラベンダー色みたいでよかったです。帰路につきました。

2日目は朝から晩まで本当にすばらしい快晴に恵まれました。大感謝です。3日目はレンタル自転車で街を徘徊してから、またまた阿蘇山へ行きます。

つづく。

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