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人生何が起こるか分からない     (その2 ) 上にバカが付くくらいに正直に生きているつもりでも・・


やはりぼーっとしてたんだろう・・いや、反対に慌てていたのだろうか、ATMのソファにあったスーパーの袋を自分のと思って、他人の袋を持って出たらしい。それが、3ヶ月も前の事を
なんで今頃、それも、中身は薬とトマト・・薬とトマト・薬とトマト・車中でずっと考えていた・・そう言えば!
こんなことがあった!
いつものスーパーで買い物の支払いを済ませ、カートの荷物を持って帰ろうとした時,カートにかかってる袋に白い薬の袋が見えた。「あれ?,これ私のじゃない、誰か忘れてカートにかけたままにして行ったんだわ、店員さんに言わなきゃ」と思い 周りを見渡したが見かけない。急いでるのに,探して話す暇がない置いておけば誰かが気付いて届けてくれるに違いない。自分のでもない薬なんか誰も欲しくはないのだから。
いつもなら、こういう場合、必ず店員さんに話すお節介な私なのだけど、遅くなって急いでいたものだから,カート置き場に置いたまま店を出たのだ。
「そーだ!こんな事がありました!」と刑事さんにいうと、「それはいつのことですか?」
「・・・いつって言われても・・わかりません」
(でも,スーパーの監視カメラを見れば分かるんじゃないかしら?)と,呟きながら、思った。トマトと薬の入ったスーパーの袋を捜索するために,この年末の忙しい時期に複数の刑事さんの手間をとらせている。9月の事なのに今頃になって言ってきたのは、どうしてなのか?
犯人が私であると分かるまでには、カメラ画像からの、日時、ATMの使用順から私の名前、住所を割出し、我が家にたどり着くまでに,かなりの手間をかけている訳だ。こんな場合は覚えがなくても,「わからないけど捨てたかもしれません」と言えばそれで済むのだろうか?私は今、・・
ドラマでよく見る「ショッピかれて」いる訳だ、
そういうことなんだ💦
こういう事もあるんだ💦
私は思いを新たにした。
警察署に着いて、エレベーターで何階かにあがり、殺風景な廊下を通り、ドラマでよく見る取調室に入る。
「わ〜、本当に、テレビで見るのと同じですね」
相手は不機嫌そうだ。
私はなんでこうなるのか
不思議だったが、後で思った。
向こうからすると、映像の証拠が上がってる訳だから当然のことなのだ。現行犯に近い!只、始末が悪いことに、「この婆さんは事 の深刻さが分かってない!まるで物見遊山だ。こんなのに付き合ってられないが、仕事だから仕方ない」と思っていただろう。と・・

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