ヒーリングジャーニー19

10年前から旅と温泉と神社に月1回全国をまわり始めた。
無理をして痛めた身体を癒すためでもあったけれど、私は旅が好きだ。
知らないところを周って、知らないことを知るのが好き。
そして、情報としてだけではなく、その土地に身を置いて、その土地のものを食べて、そして、その土地の空気を吸い込むのだ。
神社は自分が自分でいられる場所だった。
張り詰めた身体が緩んで、息が精一杯できる場所。
祓いと清めのための場所。
シンプルになれる場所。
今回は茨城空港から初めての那須塩原へ。
とにかく空気が美味しくて、水が美味しいから野菜もとっても美味しかった。
3月なのに雪がちらちら舞っていた。
何気ない普通のご飯が美味しい。
水と土が良いんだな。青森でも思ったけれど、本当に手の込んだものでなくても
普通のものが美味しい、水が美味しいってどんなに幸福度が高いんだろう。
身体も一気にパワーが充填される。
温泉は必ず源泉掛け流しの宿をとる。
たっぷりのお湯が絶えず流し込まれていて、鮮度が全然違う。
今回は鉄の香りがするお湯だけれど、腰や首の痛みがある場合、私は奥から痛みが浮き出てくる。浮かび上がって表面に出てくる。
お水もたくさん飲んで、たくさんお湯に入って、布団に入った時には足の裏がホカホカして暖まっていた。
本当に自然の力ってすごい。
携帯の電波も届かないので、本当に身体がリセットされる。
翌朝目覚めて、川沿いの露天風呂にもつかりに行く。
朝の気は最高に澄んでいて、川のそばだけに気が流れている。停滞はなし。
そのまま近所の美味しいパンとコーヒーを飲んで鹿島神宮に向かう。
初めての鹿島神宮。
平野の中にたたずむ神宮。
本殿、奥宮、禊の場、そして要石。
要石の辺りだけ、別格だった。次元が変わる感じ。
あと奥宮に手を合わせた時、上から光が降りてくるあの感覚があった。
帰りも手を合わせていたら光と何羽もの烏がどこからともなく現れて鳴いていた。
途中から、ゲップが止まらず浄化が始まっていた。
あとで調べて知ったけれど、鹿島神宮は始まりの場所とも言われるらしい。
何か変わっていく時。
カードもそればかり出る。
帰りに淡路島に挨拶をして帰路に立った。
納品完了。いたしました。と。

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