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新しいレッスンのこと

お菓子作りのお話から教室のことへの続きです。
「楽しく作れる場所をフリースペース的に」と
考えたことが過去にありましたがそれですと、
作り方は生徒さん次第となります。
もちろんアドバイスさせて頂きながらの制作ですが
少しのサイズ誤差でせっかくの材料が
無駄になってしまう。
そんな可能性も無いとは言えません。
私自身ファーストサンプルでこれで良し!
というものは滅多に作れません。。
それを経験と割り切り何度も試作をして
本作品に仕立てるのはプロの仕事
当教室は職人を育成するコンセプトで
行っている場所ではないので
生徒さんに失敗して欲しくないんです。
かと言って講師がお手伝いする工程が多いと
失敗は無いけれどレッスンの充実度が低くなる。
どうすれば生徒さんも楽しく充実して
そして私自身も今の気持ちがクリアになる
レッスンが行えるのだろう。。
考えた末にでた答えは
先述とは視点を変えてシンプルな作品を内容濃く
道具の使い方も手順もゆっくり丁寧に説明と
実習をしレッスンでお伝えする
レシピに沿って制作して頂ければ
必ずきちんと出来上がる。
シンプルで作りやすくて
そしてこれが1番大切。使いやすい!
そんな小物やバッグ作りの教室を
初心に返って始めたいと思います。
只今レシピを練り試行錯誤しながら
サンプル小物やバッグ制作中です。

新しいクラスは来年から始める予定です。
その頃の状況、生活がどのように
なっているのか先のことはわかりませんが、
少しでも楽しいことを考えて
過ごしていければそして
こんな状況でも手を動かして
制作ができることに、感謝しています。
お菓子のお話から、結局最後は
革の話になってしまいましたが

作ること、教えること
作り手として、講師として
革でのものづくりと一纏めにはできない
自らの制作と教室は延長線にはないこと
(延長線で考えると私のレッスンはきっと
とても厳しくなってしまいます)

この十数年で身を持って学びました。
これまでもこれからも
教室という場を大切に思っています。
だからこそ、変化する必要があり
今がその時期なのかなと。
一歩を踏み出すのは緊張しますが
楽しみでもあります。

今日のタイトルとは違ってしまいますが
写真は今朝焼いたチーズテリーヌです。


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