リストのピアノ曲 有名なのはどの曲?
リストはロマン派に活躍した作曲家であり、名ピアニストでした。
リストのピアノ曲の中でも、特におすすすめの名曲4つをご紹介します。
ピアノを弾く方もそうでない方も、ぜひ聴いてみてください。
愛の夢
リストのピアノ曲の中で、おそらく最も有名なのがこの曲です。親しみやすいメロディで始まり、優しい愛情に包まれるような気持ちになれます。中盤で大きく曲が盛り上がり、最後は再びテーマが戻ってきて、おぼろげなイメージの中で優しく曲は幕を閉じます。
リストは難曲が多いのですが、リストの他の名曲と比べたら、この曲は比較的弾きやすいと思います。私は両親へのプレゼントとして、自分の結婚式でこの曲を弾きました。
ラ・カンパネラ
「パガニーニによる大練習曲」の中の第3曲目であり、曲名はイタリア語で「鐘」を意味します。ニコロ・パガニーニが作曲したヴァイオリン協奏曲第3楽章のメロディを用いて、リストがこの曲を作りました。一度聴いたら忘れられない、切なく印象的なメロディです。跳躍が多く、難易度が高い曲としても有名です。
パガニーニはヴァイオリンの名手として、リストはピアノの名手として、2人とも超絶技巧の曲を数多く残しました。
ハンガリー狂詩曲第2番
重々しく、感傷的なメロディで曲は始まりますが、曲の最初と終盤でずいぶん雰囲気が変わるのが面白い名曲です。特に終盤からは技巧的な演奏が続き、最後の最後まで高度な技術が求められる難曲です。
アニメ「トムとジェリー」のコミカルなシーンでも使用されています。
小鳥に話しかけるアッシジのフランシス
聖人フランシスが、小鳥にキリストの教えを説いている様子を表した名曲です。聖人と小鳥の持つ、穏やかさや純粋さが神秘的に表されています。
イタリアのアッシジに生きたフランシスは、若い頃はぜいたくな暮らしをしていました。しかしある頃から思い直し、質素な暮らしをしながら布教活動を行い、聖人となりました。キリスト教の歴史の中でも、重要な人物として知られています。
リストは若い頃は女性にモテモテで華やかな演奏活動を行っていましたが、晩年は出家してキリスト教にまつわる曲も残しました。2人に通じるものがあると思います。
リストの有名なピアノ曲について紹介しました。リストのピアノ曲は難曲が多いですが、非常に華やかで聴きごたえがあります。今回ご紹介した4曲の他にもおすすめの曲はあるので、機会があればまたご紹介します。
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