🦐Tube〜鳥の病院ｾｶﾝﾄﾞｵﾋﾟﾆｵﾝの受け方〜

〈転院とセカンドオピニオンについて〉
ファーストオピニオンを理解した上でセカンドオピニオンを受ける。
自己判断はしない。
転院・セカンドオピニオンをする場合は紹介状、カルテ(診療記録や病症録)があるとスムーズ。

［質疑応答］

セキセイ♂7歳
発情抑制のためにダイエットで38gまで落としたが、空腹のために飲水が増えた。
→いちばんは運動が必要。
代謝を上げて交感神経を働かせて過剰な食欲を紛らせることご可能。

文鳥♂9歳
握力が弱くなったのか、夜間にパーチから落ちることがある。
→文鳥には多い、腱鞘炎である。
パーチを下げるだけでなく、休めるボードなどの環境を作る。

オカメ♂7歳
バンブルフットでロープパーチや太めのパーチを利用しているがそれで良いのか？
→原因は体重が重たいからである。まずはダイエットを優先。
まだ握れるようなら、パーチに柔らかいものを巻くと良い。
握力がゼロなのであればパーチは太くても良い。
あとは様々な太さのもので比較し、止まりやすそうかものを見極める。

ヨウム♀2歳
在宅ワークで飼主のそばにいることが増え、姿が見えなくなると餌を食べなくなる。
→鳥は学習するためにメリハリをつけること。食事の時間を決めるなど。

オカメ♂29歳
今から与えられるペレットはあるか。
→ハリソン、ラウディ推奨。
ハリソンは有機野菜を使っており、熱を使って作っているので消化に良い。
ハリソンならアダルトのファインorスーパーファイン。
ラウディはデイリーメンテナンスが良い。

シロハラ♂4ヶ月
先住にオカメとセキセイ。
お迎え前の検査でPBFD陽性なので陰性になってからのお迎えを予定している。陰転するのか。
→糞便検査だけではウイルスが羽根に残ることもあるので、血液検査が必須。
一般的には若鳥のうちに発症することが殆どだが、コザクラは年を重ねてから腎臓が腫れたりなどのダメージがある。
陰転しトヤが完全に終わるのを確認してからお迎えするのが良い。

オカメ♂2歳
トヤの時のペレットについて。
一般的な脂質のパーセンテージについて知りたい。
→ふつう体型なら脂質を減らす必要はない。
痩せ気味なら多めのものを、太り気味なのであれば少なめのものを。
トヤには脂質よりもタンパク質が要である。
必要な栄養素を必要なときに与えられると長寿になる可能性。

文鳥♀5歳
くしゃみが多く、鳥専門医がないために動物病院に行っている。
→くしゃみなのかどうかなど真意はどうなのか。(咳では？)

オカメ♂2.5歳
肝臓が悪く薬とラウディを与えている。
放鳥して良いのか。
→肝臓の数値が悪くとも本人が元気なら放鳥しても良い。
元気ならいつも通りに。

ヨウム♂31歳
はじめての検診と遺伝子検査をしたが、ワキワキハァハァしていた。
トレーニングは家でもしているが他にできることはあるか？
→運動不耐性がある可能性。
単に病院が怖かったという可能性。
基礎疾患が無ければ、その個体に合った運動量を。
外出に慣れていないなら車に乗せるだけのトレーニングなどを。

オカメ♀1歳
多飲多尿で病院へ行った。
2ヶ月薬を飲ませているが何も変わらない。
→ 羽の色の変化、尿酸の色の変化もあるのであれば肝障害だけでなく血中の脂質も多い可能性。
X線で肝臓の大きさをチェック、血液検査で血中の脂質、肝臓の数値を調べるべき。

セキセイ♂2歳
元気で食欲もあるが、便が緩いから保温している。
暑いから水を飲んでゆるくなっているのか？
→元気で食欲もあるなら、暑いのでは。
足の温かさをチェック推奨。
食事制限をしている場合は空腹を満たすために水をよく飲む可能性もある。

ボウシ♂52歳
元気だが糞に血が混ざる。
→ボウシはクロアカ、にゅうとうしゅ、パピローマが出ている可能性。
ウイルスが原因の可能性もあるが、切除できる。
排泄腔から飛び出ている場合は画像なり動画を。
パピローマは基本的に治すことができない病気なので、まずは検査推奨。

セキセイ♂27歳(!?)
元気だが、くしゃみをずっとしている。
原因をつきとめることは必要か。
→くしゃみと咳の判別を。
原因を調べるために病院へ。
咳はX線で鳴管を見ることができる。
くしゃみの場合はCT。
治せるものなのか治せないものなのかをまずは知るべき。

セキセイ5歳
そのう下垂、毛引き。
首周り、脇に集中。
そのう下垂と毛引きは関連性はないと言われているが本当か？
→そのう部分はいちばん抜きやすい箇所。
そのう下垂も程度による。
漿膜(しょうまく)が破れて飛び出ているのなら外科的治療が必要。
違和感で抜いているのか、抜きやすい箇所だから抜いてるのかは不明。

キンカ♂4歳
AGYが見つかった。
抗生物質とネクトンを与えている。
おすすめのペレットはあるか。
→抗生物質でなく抗真菌剤を。
筋胃ですりつぶしの負担を減らすためにペレットがおすすめしているが、ハリソンならマッシュ以外で。アダルトのスーパーファインやラウディならデイリーメンテナンスを。

セキセイ♀9歳
卵蓄で53gだったが43gまで1週間で減量。
消化を良くするために焼き砂を続ける必要はあるのか。
→老鳥であり、胃に負担もかかりやすいために無理に継続する必要はない。
※グリッドインパクション注意

サザナミ若鳥を窒息死させてしまった。
毛布に潜り込んだまま亡くなっていた。
→酸素が切れると心停止はすぐ。

サザナミ2歳
元気だったのに突然亡くなった。
解剖の結果肝臓癌だった。
→肝臓癌の早期発見は難しい。
血液検査で数値を知ることができるが、脂肪肝なのか肝炎なのか不明であるために血液検査では判別が難しい。
早期発見の場合はX線も併せて受けることで早期発見できる可能性はあるが、治療が難しい。
腫瘍の3大治療法①外科②放射線③抗がん剤
外科的な治療が厳しいとなると、なかなか治癒は難しい。抗がん剤も放射線も鳥には確立されていない。

文鳥♂2歳
水浴びしなくなってしまった。
くちばしまわりの毛も抜け始めてしまった。
→容器を変えたなどの変化を与えていないか？
水浴びをしようとしなくなったのであれば、したくない理由があるはず。
脱毛があるのであれば健康診断を推奨。
文鳥で地肌が見えるほどの脱毛は高脂血症の例が多い。

ローリー10歳
老齢介護の情報が欲しい。
→ローリーだから…という特別なことはない。
(他のインコと同じように。)
食餌はローリー専用のフードを与える必要はあるが、タンパク質の少ないものを。

文鳥♀1歳
トヤの頻度が高く、副鼻腔炎もある。
→発情が終わるとトヤが始まるので、発情を抑えることが先決。
副鼻腔炎と発情の関連性はないと思うが、運動と食餌の制限を。

十姉妹♀6ヶ月
ペローシスを固定したが、脚が丸まってしまっている。
テーピング固定は引き続き必要か。
→床を柔らかく。擦らないようにテーピングはしたほうが良いかもしれないが、鳥さんの様子を見て嫌がらなければテーピングを継続。

オカメ生後40日
完全人口飼育で44グラム。
ペローシスだと思っていたが、心疾患ではと言われている。
どのように今後飼育していけば良いか。
→44グラムはかなり痩せている。
障害により、筋肉がつきにくい体格なのかもしれない。
骨がねじれて開いてしまうスプレーレッグなどもある。
手術で治すことは難しい。
重心が低い個体だと心臓や内臓を圧迫されている場合、麻酔などのリスクは高くなる。

セキセイ♂6歳
精巣腫瘍は難しいのか。
→横浜小鳥でしか精巣の手術はしていない。
大きければ大きいほど難しい。(生存率)
腫瘍が1.5cm以内であれば成功率80パーとなる。
手術で亡くなる子もいるのでよく考えてから。

コザクラインコ18歳
肛門と趾の自咬でカラーしていた。
ざらざらした便、酸性のにおい、
新幹線で通院していたが亡くなりました。
出来ることはほかにあったのか。
→老鳥であるために、
タメ糞をしていたり、自咬をしていたことでスムーズな排泄ができなかった可能性。
排便障害から弱っていった可能性。

タイハクオウム♀2歳
元気ですが、くしゃみをすると目の付け根に泡が。
乾いたくしゃみであり、鼻水も出ない。
→鼻と目は繋がっているので涙管から空気が抜けてる可能性。
心配はしなくても大丈夫。

オカメ♀1歳
発情抑制のためフォーミュラARを与えている。
トヤの時にたんぱく質をあげたいときにおすすめのペレットあるのか？
→フォーミュラARが療法食であり、低タンパクのものである。
低脂質、高タンパクのものが良い。

コザクラ♂3歳
お迎え診断でBFD陽性だったが陰性。
のちに腎臓疾患になることはあるのか。
→腎疾患なら1歳以内に発症することが殆ど。
怖がる必要はないので、定期的な遺伝子検査を。

オカメ♀7歳
1ヶ月ほどトヤが継続し、新しい毛が生えてきているのに抜ける。
→全身換羽なのか部分換羽なのかで変わる。
全身換羽なら1ヶ月継続することはある。
病気由来でトヤが高頻度になる前例はないので、まずはダイエットを。

セキセイ♂1歳
右肘に1cmにしこりがあり、骨肉腫の可能性がある。
X線では黒くうつる。
断翼か対症療法か悩んでいる。
→骨肉腫は転移しやすいものである。
転移している可能性もある。
対症療法では治らない。

セキセイ♀5歳
トヤで嘔吐、AGY陰性 現在25g
食欲維持できずペレットからシードに。
→トヤで嘔吐はよくある。
遺伝子検査を推奨。
胃が悪い可能性。
セキセイの胃炎や胃がんは多い。
ペレットが良いが、シードなのであればオーチャードやフォニオの小さなもの、柔らかいオーツなど胃の負担が少ないものを。

セキセイ♀5歳
男性が好きでシャチホコになる。
産卵経験はない。
→鳥は男性女性の好みはもちろんある。
ペアが欲しいのではないか。
普段からの食餌制限と運動で発情抑制を推奨。
おさまらないようならホルモン剤を使っても良いと思う。

セキセイ13歳
放鳥できていない。
プラケで生活している。
日光浴時はケージ。
放鳥するためにクリップしたほうが良いか。
→高いところから飛ぶ環境を作らないように。
クリップすることで不時着などが原因で怪我する可能性も。
飛ばしてあげる必要はあるが、環境を整えてから。

セキセイ2歳
5月の遺伝子検査問題なし。
6月に金属中毒で25g。
自宅で看取る際に気をつけることはあるか。
→胃が弱っている可能性。
強制給餌を検討するのも良い。
保温第一で。
体も脚もあたたかい状態に。
そばに寄り添ってあげること。

コザクラ♂4歳
てんかんを起こす。
流動食を5滴与えている。
呼吸が荒い。
→食べられないのであれば強制給餌は必要である。
流動状なのであれば、5滴でなくもう少し濃いものを。

セキセイ♂2歳
水をよく飲む。
過去に多飲で治療していたこともある。
→食事制限していて空腹の可能性もあるが、放鳥時にすぐ水を飲みに戻るのは、誤嚥も危険なので検査を推奨。
腎疾患・肝疾患と心配である。
体重に合わせた引水制限が必要かもしれない。

キキョウインコ♂2歳
お迎えして10ヶ月。
ケージから出て来ずに地蔵化する。
手には威嚇し、人馴れしていないが吐き戻しも増えた。
→手だけが怖いという鳥の可能性。
距離を縮めるためのコミュニケーションを作り、少しずつ慣らすしかない。

セキセイ♂3歳
ペレット切り替え方法を知りたい。
今はシードとペレット混合。
→シードは必要最低限にする。
ペレットを砕く、湿らしてみる、ラフィーバーのベリーなどで切り替えを試みる。
雛のころからペレットを与えないと、シードの嗜好が勝ってしまう。
時間をかけて頑張って。

コザクラ7ヶ月
鼻をぷすぷす鳴らす。
つぶれたような声を出す。
飛んだ後などに多い。
かかりつけには緊急性はないと言われた。
→鳴管の心配の可能性。
気道が狭く、異音が出ることがある。
X線やCTで鳴管の状態を見ることができる。
鼻腔が狭い可能性も考えられるが、検査すないと分からない。

セキセイ♂1歳
肝臓が良くない。
薬以外での治療法はないのか。
現在は効果がなく、投薬中止になった。
→数値を見てみないとわからない。
サプリでは効果は得られない。
投薬を継続し再検査して効果があるのかもわからない。
肝疾患用のフォーミュラALのペレットもあるが、与えなくても良い段階かもわからない。

ペアが亡くなって、動画など鳴き声を聴かせたりするのは辛いのか。
ペアを探す、呼び鳴きがある。
→時間はかかるが、あまり音声を聴かせたりするとなかなか忘れられずにいつまでも探してしまう可能性がある。
見せず聴かせずに慣らしてあげましょう。

文鳥♂5歳
7月から不調、大阪の鳥専門医で1cmの精巣腫瘍判明。
→文鳥で精巣腫瘍は少ない。
文鳥の♂の精巣の手術はしたことはない。
文鳥は腎臓腫瘍が手術が多い。
文鳥で小さいし、高リスクな手術である。
文鳥で腫瘍1cmとなると成功率低め。

文鳥3ヶ月
マイコプラズマ陽性で再検査のため検体提出中。
陰性だった場合、先住鳥から隔離は必要か。
→もともと腸内細菌にマイコプラズマは持っているものである。
微量でも検出はするので、改めて鳥専門医で検査するのが良いかもしれない。
また、どのマイコプラズマが検出されたのかを医師に確認が必要である。

文鳥2歳
てんかんを起こす。
爪切りをしたいが保定をすると発作を起こす。
→文鳥は放置するとかなり爪が伸びるために、時間をかけずに切る必要はある。
1日1本でも良いから少しずつ切ってみると良い。
無理のない程度で。
出血してしまうと保定して止血剤が必要、そのたびに発作が起きる可能性。

セキセイ♂2歳
羽づくろいしながら痛そうな声を出す。
→敏感な子は鳴きながら羽づくろいする子はいるが、自己刺激のための毛引きの予兆でもある。
※緊張の緩和のための自己刺激
暇な時間(羽を弄る時間)を与えない。

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