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「オカメインコとともに」chapter2を読んで


「インコが来て変わる生活」。
これはオカメインコに限らずどんな鳥でも同じ。
でもオカメさんはナイーブだからな⁝(ᵒ̴̶̷᷄൧̑ ᵒ̴̶̷᷅   )⁝

私は鳥と暮らす前は犬と暮らしていました。

あと数日で保健所送りだった子を友達が引き取って。
でも彼女は団地住まいなので、今後も共に暮らしていくことは困難。
そして私に声が掛かりました。
犬は寒ければ暖を取れる場所に移動するし、暑ければ涼しい場所へ。
ケージに囲われている鳥はこれは出来ないわけで、犬猫以上に人の配慮が必要。
オカメインコの場合は繊細さを持っているからこそ、飼育の困難さは理解しているつもりでいます。
(だからオカメさんはお迎え出来ずにいます。)

鳥専門店で働いていた時も、オカメはおっとりさんばかり。
たまに目を三角にしてキレ散らかしてる子もいたけど。笑
可愛くてたまらないけれど、飼育の大変さは目の当たりにしてきた。
いわゆる「オカメパニック」は、地震大国である日本で、パニックになる愛鳥を見てパニックになる鳥飼いさんも多いのでは。

そして都会のヒートアイランド現象は何と言っても「多湿」がネック。
鳥の過ごしやすい湿度とは?
都会の夏場の湿度MAXの時は80-90%ある。
人間でもしんどい。
生ぬるいゼリーに包まれてるような不快感。
あーしてこーして!って言葉に出来ない鳥たちは?

そして寒さは?
前回書いたインコフェスタでの講師、松井淳さん。

ケアンズ探鳥図鑑を出版されていて、オーストラリアでボランティア活動や鳥類調査、シックルビルサファリのガイドをされていて、バードウオッチングのツアーコンダクターも。
死ぬまでに1度はオーストラリア行きたい。
その時は松井さんのガイドでインコやオウムを見たい…!

話は逸れましたが、数年前の安孫子の鳥イベJBF。(ジャパンバードフェスティバル)
その時に松井さんとお会いする機会があり、日本で毎日のようにロストされる飼い鳥について話をしました。

日本で越冬は可能。
・エサを切らさないこと
・安全な巣があること
これが大前提とのこと。

オーストラリアの寒い時は氷点下。
日本の飼い鳥もセキセイなら1歳過ぎていれば越冬はできる。
エサ、巣の確保は飼い鳥にできると思いますか?
「鳥が逃げました」じゃないよ、逃したのは私たち人間。
鳥のせいにしないで。
人間の意識を変えないとロストは無くならないし、日本の冬は飼い鳥には生きていけないよ。
過ごしやすい季節も同じ。
寒暖だけでなく、カラスや猫に殺されます。

分離不安。
これは鳥飼いさんたちはどう解消してるんだろう?
私自身もともとフルタイム勤務だったので、鳥が増えていきましたw
あとはWebカメラ。
フルタイムからパートタイムに切り替えてからは、鳥たち中心の生活に。
その生活をさせてくれている夫に感謝です。

健康診断!!
鳥が病院!?って理解されないこともあるでしょう。
私もたくさん経験してきました。
そして鳥専門医も増えてきました。
細川先生が書いてるように、「鳥の健康管理は体重測定から」です。
我が家はTANITAの0.1g単位で測定できるスケールですが、最近は0.01g単位のものが欲しいとさえ思ってる。
そんな0.1gとか0.01gなんてと嘲笑う人もいるでしょうね。(母親とかw)
そして方眼用紙でグラフにしています。

提出するわけでも人に見せるもんでもないので、自分が分かればOKという定義。
これももう6年半くらい?
どんどん溜まっていくんだけど捨てられなくてw
1ヶ月に1枚×7羽分です笑

健康診断も糞便検査とそのう検査のみで先生からお墨付き!と言われて安心してる鳥飼いさんをたまに見かけます。
遺伝子検査せめて3項目(PBFD,BFD,CHL)もせずにお墨付きと言える獣医師ってどうなんだろうとも思ってしまう。
血液検査なんてかわいそうだと、どうこう仰る鳥飼いさんも見かけてきましたが、感染症もキャリアだからまだ大丈夫っておうちもあると思います。
でも発症させて苦しむ鳥さんがいちばんかわいそうなのでは?
多羽飼いで先住鳥にも感染させてしまっていたら?
細川先生はお金がない人間は生き物を飼ってはならないのかということに対して
「飼うことは難しいと言わざるを得ません」
と柔らかく仰ってますが、私は「そゆこと⸜(๑⃙⃘'∀'๑⃙⃘)⸝」って言いたいですw
我が家もお金があるわけではないし、むしろ無い。
けど、捻出できるだけの余裕は絶対無くてはならないものです。
生き物を飼うというのはそういうことかと。
小さくても私たちと同じ命。
人間じゃないからと言う我が家の夫みたいな人間もいるでしょう。
「所詮、畜生」と言う実家の母のような人間もいるでしょう。
だから、そんな人は飼わないで下さい。
絶対に。

オカメさんをお迎えしたいと考えているひとはまずP.54オカメインコの飼育にかかる費用の例を読むべき。

ちなみに我が家のいちばんお金がかかっている親方。

生体代3千円
(2羽目はAGYで3羽目以降はこんぱまるかブリーダーからお迎え)
ケージおよびお世話用品、餌やおもちゃ等2万円
初期の健康診断費用2.5万円

食費 4万円/年
ペレットはまとめ買いですが、ハリソンはオーガニックのため1-1.5ヶ月で食べ切るか破棄。
年イチで健康診断1.5万円
ここ数年は毎月通院1万円/月
手術12万円/ヘルニア輪閉鎖術
入院3-5万円/1回毎

交通費や冷暖房費は省いてもこれだけかかる。
ちなみに我が家は基本的にエアコン管理。
ヒーターをセットしているのは病鳥、雛がいる時は雛だけ。
親方の初めにかかった病院は遺伝子検査1項目8千円でした。
ちなみに小嶋先生のリトルバードは3項目で1万2千円です。
都内ほかの鳥専門医のどこよりもリトバがいちばんお財布に優しいんじゃないかな?と思う。
小嶋先生はコンパニオンバードの病気百科を執筆。
鳥飼いさんは一家に一冊!

2-7「大切なことを家族にも知ってもらう」
これはホントに大切。
家族の不注意でロスト…って投稿をよく目にします。
鳥の事故は全て人の油断と過信が原因です。
鳥のせいではありません、人のせいです。
故意ではなくても油断していた、過信していたことが事故に繋がります。
ロストだけじゃないよ、すべての事故。
鳥さんの体調不良も後にまわさないで。
異変を感じたならすぐ病院へ。
何もないなら何もないで良かったねー!で済むしね。
早期発見早期治療!!









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