【世界の山と街】 夢のような場所 カナダ・キャンモア
着いただけで、全てを忘れてしまうような、夢中になってしまう場所。
今まで自分が悩んでいたことや、様々な感情が吹き飛ぶ絶景。
山に登っていると、そのような感覚を経験された方は、多いのではないでしょうか?
私も、もちろん何回もある。
ネガティブになった時は、いつも山が助けてくれた。
山でなくとも、そのような感情になることはあるだろう。
旅行、特に海外旅行は、日本では見ることのできない景色に出会える。
普段の生活では味わえない、非日常がそこにはある。
私は1年ほど住んでいた街、カナダのキャンモアがそうだ。
旅行ではない。住んでいて働いていた。これは日常のはずだ。
日常なのに、毎日が夢のような、非日常のような、そう思ってしまう場所なのだ。
~~~
キャンモアはカナダの南西部に位置する。カナディアンロッキーが目の前にある街だ。
カルガリー空港から車で1時間ちょっと、アクセスが良い。
山岳リゾートとして有名なバンフ国立公園のすぐ側だ。
バンフ・キャンモア共に、夏のハイシーズンになると世界中から観光客が押し寄せる。
初めてこの地を訪れたのは、2年前の4月。
着いた時に、ここは現実だろうか、夢の世界ではないだろうかと思った。
切り立った山々にゴツゴツした岩山。氷河の侵食によって生まれた谷は、とくかく広大だ。
軽いハイキングですら、最高の景色を見ることができる。
氷河の溶け水が流れ込む湖は、まるでインクを落としたような色をしている。時にコバルトブルーであったり、時にエメラルドグリーンだったりする。
カナディアンロッキーの魅力は計り知れない。
半年間住んだが、全然足りない。
まだまだここにいたいと思い、来シーズンも働きたいと、当時勤めていた会社にお願いした。
~~~
2018年6月、私はカナダのカルガリー空港にいた。またキャンモアに住んで働くためにだ。
幸運にも、会社から半年間の就労ビザを出してもらえた。
しかし、私の気持ちは沈んでいた。
行きの飛行機でロストバゲッジにあってしまったのだ。
待っても待っても荷物が来ない。初めての経験にテンションは下がった。
もちろん今までも、旅で様々なトラブルを経験した。普通の人より耐性はあるはずだ。
しかし、直前に日本で快適に過ごしていたのもあり、少々気が滅入っていた。
荷物を届けてもらう住所を書き、空港を出る。車に乗ってキャンモアの街へ向かう。
カナディアンロッキーが見えてくる。
その瞬間、今までの沈んでいた気持ちが一気に消えた。
美しい。
それしか出てこなかった。
またここに住める!もうワクワクしか出てこない!
私にとってこの街は、いるだけで元気をもらえる、そんな場所だ。
毎日朝起きて、家を出る。
山がすぐ側にある。
そんな最高の’非日常な日常’であった。
皆さんにとって特別な場所はありますか?
—-
※キャンモア(Canmore,Canada)
カルガリー空港より1時間15分
旅行会社の空港ピックアップサービスあり
シャトルバス(Banff Airporter)あり
カルガリー空港レンタカーあり
キャンモアーバンフ間路線バスあり
お土産やレストランはバンフの方が多い。
宿は比較的バンフより安い。
駐車場付きキッチン付きのコンドミニアムタイプが多い。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。 もし気に入っていただければ、スキボタンを押してくださると嬉しいです。スキのお気持ちが、毎日書く励みになります。 (アカウントなくてもスキは押せます) サポートは泣いて喜びます。