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おはぎたび

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バックパッカー【基本は1人でたまに誰かと】旅をした記録をエッセイ形式で書いています。
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記事一覧

旅の始まり、マニラで空港から動けなかった話

旅の始まりはいつだって不安だ。見知らぬ土地で、何が起こるか全く想像がつかない。 5年前の8…

おはぎ
3年前
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自分のnoteをNYのような街にしたい

誰もが知っている街、ニューヨーク。初めて行ったのは大学2回生の秋。友人と航空券とホテルだ…

おはぎ
4年前
12

神聖な場所で、姿勢を正す

8年前、四国八十八ヶ所をすべて廻った。きっかけは祖母の死。実家は真言宗だが、法事で飾る御…

おはぎ
4年前
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グアテマラで想定外の山歩きをした話

「もうこの先には行かないよ」 バスの運転手から発せられた言葉に、ただ呆然と立ち尽くすしか…

おはぎ
4年前
17

アンデスの山を一緒に歩いたのは、何者だったのだろう

南米ペルー、首都リマから北に420km、そこにはワラスという街がある。ワラスはまさにトレッキ…

おはぎ
4年前
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何もしない、暮らすような時を過ごしたガラパゴス諸島

ダーウィンの進化論で有名なガラパゴス諸島。出会いは小学校4年生までさかのぼる。当時、国語…

おはぎ
4年前
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働くことと、自由に旅すること

旅に出た当初は、正社員の仕事を退職してから、2年ほど旅して、そしてまた日本で正社員として働こうと思っていた。一度に長期で旅をした方が、様々な面で効率が良いからだ。 でもそれ以上に、長期のバックパッカー旅は、『すぐ日本に戻ったら、旅といえないんじゃないか』そう思い込んでいた。 そんな価値観が変わったキッカケは、日本への緊急帰国だった。 ◇ ◇ ◇ 2年前、私は南米ペルーのプーノという街で、盗難にあった。ローカルレストランでご飯を食べている途中に、隣に置い

氷の世界は恐ろしく美しい 〜ペリトモレノ氷河トレッキング〜

どこまでも透き通った青に魅了されながら、氷の上を歩いた。 南米パタゴニア、ロス・グラシア…

おはぎ
4年前
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カナディアンロッキーの美しい湖を見てほしい

好みは、様々なことを経験するうちに、少しずつ分かってくるものだと思う。 旅も同じだ。様々…

おはぎ
4年前
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キューバのヒルズのような場所

私が旅したなかで、カルチャーショックを一番感じた国。多くの人から、色んな話を聞いていたけ…

おはぎ
4年前
16

マイナスのイメージは未知だから。楽しすぎたメキシコ旅

メキシコに行く前は、何だかとてもこわいイメージだった。特に他の北米、カナダやアメリカに比…

おはぎ
4年前
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相性が悪い、だけど大好きな国

相性という言葉を聞いて、まず頭に浮かぶのは、占いかなと思う。 今は昔、同級生に淡い恋心を…

おはぎ
4年前
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イースター島でモアイと故郷に想いを馳せて

山が好きだけど、落ち着くのは海だ。これは私が島国である日本の、更に島出身ということも関係…

おはぎ
4年前
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【世界の山さんぽ】 初めてのロングトレイルが終わって感じたことは

南米パタゴニア、パイネ国立公園一周トレッキング。8日間の旅が終わった時、私は130km歩いた達成感を感じなかった。 ~~~ 山を歩いていると、1日で様々な物語がある。景色はもちろんだけど、自分のコンディション、目まぐるしく変わる天気、出会った植物や花、言葉を交わした人。例え同じ山に登ったとしても全く違う。 日帰り登山でも長期縦走でも、自分の山の物語ということには変わりない。単純に日数が増えれば、2日の山旅だと物語×2、3日だと×3になるだけだ。 自分の1日の物語で登場