新卒の方に送りたい、自分が社会人になった日

昨日自分のチームに新卒が3名配属となった。
早速朝からのミーティングにも参加してもらったが、必死にPCにメモを打ち込んでいる姿や、
私が発表している時に全力で頷いてくれている姿を見て、あー、この子達の力に少しでもなれたらいいのにと思った。


思い返せば4年前の2015年。
私はいわゆる社会人になった。

1ヶ月の外部研修を経て、本配属。
初めての現場研修、OJT、初めて接する先輩達。
全てが新鮮で、楽しくもあり、そしてそれ以上に辛かった。
体力的にも精神的にも。

決してデキがいい後輩ではなかったなぁとしみじみ感じる。
だからこそ、必死に食らいついていきたかったし、それ相応の努力はしたつもりだ。

ただ、それが身を結ぶには時間がかかるということを当時は理解出来ず、気持ちだけが焦ってしまう日々だった。

同期が早々に単独で仕事を任されるようになった時、自分はまだ先輩に同行するだけの日々。
先輩に直談判した時もあった。
その時、先輩達からは、

まだ早い

とか、詰められることもあった。
そして、単独で仕事を任されるということはどういうことか理解しているか?
お客さんからの質問など対応出来るか?
そして、私自身の考えの甘さを見抜かれていて、すごく恥ずかしくなった。

結局、私は同期で一番遅い立ち上がりとなった。
約一年半OJTをしていた。

でも、今振り返ると決して悪い時期ではなかった。
むしろ、あの時間をもっと濃密に過ごすべきだったなとさえ感じる。

もっと色々なことをあの時間で吸収出来たかもしれない。

仕事は100m走ではない。
一生をかけて行うマラソンだなぁとつくづく思う。

もちろん、同期の中で誰が一番早く結果を出したとか誰が早く出世したとか気になる気持ちはめちゃくちゃ分かる。

自分もそうだったし、今でもそうだ。

でも、そんな時だからこそ一度立ち止まって考えてみてほしい。

昨日の自分より今日の自分。
今日の自分より明日の自分。

自分との闘い。
一歩ずつ前に進んでいければ。

まだまだ偉そうなことを言える立場ではないし、転職したばかりでまだまだペーペーの先輩だけど、新卒の子達に少しでも役に立てることが出来る先輩になりたいな。

そう思った令和の始まりでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?