生きることと死ぬこと〜わたしのいきかた〜

今回タイトルのテーマでコミュニティ内で各々書いて行こうという企画があり、私も参戦しようと思いパソコンの前に立っています。


私は現在臨床7年目でそのほとんどは病院でのリハビリを行っていました。

私の担当するチームでは患者さんの生死に直接関わるような疾患の方はいなかったので、仕事を通じて生死観についてについて考えることはないと思っていました。


しかしリハビリを通じてその人の人生の一部に触れてきたことで、いまの自分の生死についての考え方は何かしら変わってきているのではないかと思います。


ここからはほぼ個人的な考えで私なりの「生きることと死ぬこと」について書いていきたいと思います。


人は何のために生きているのか?

私は暇なときに、こんなことをふと考えることがあります。(自暴自棄になっているとかじゃないですよ汗)


「人は何のために生きているのか」

ヒト以外の生物の生きる理由は極単純で、「子孫を繁栄させる為」であると思います。

例えば、植物なんかは綺麗な花を咲かせた後に、タネを残しその後朽ちていきます。カマキリなんかはメスに卵を産ませるためにオスは自分の体を食べさせたりしますね。このように次の世代に命をつなぐということが、生物にとっての生きる理由ではないかと思っています。

それは私たち人間も基本的には同じなのかなと。

ただ人間に至っては、それだけでも無いのかなと思っています。

私たちには「こころ」があり、嬉しいときには笑うし、悲しいときには泣きます。もちろんその他の動物にも「こころ」はあると思いますが、人間ほど豊かに表現できるわけでは無いのでは無いでしょうか。


去るときに人としての価値がわかる

みじかな人がいなくなったらとても悲しいし、誰もが「いつまでも元気で長生きしてほしい」と考えると思います。

そんな中で、生命を全うして死後の世界に旅立たれていくときに残された私たちはとても悲しくて、辛くて、泣くのでは無いでしょうか。

私はこの「自分が死んだとき」に周りの人がどれだけ泣いてくれるのか、どれだけ悲しんでくれるのかが、最終的なその人の価値なのでは無いかと思っています。

ちょっと生死観から外れるかもしれませんが、同じ職場で6年間働いていると、同じ職場を退職されて新しい職場に転職される方も数多くいます。

先輩から、後輩、同じ理学療法士から作業療法士・言語聴覚士まで色々な人が職場を退職されました。

よく退職される人がいると「送別会」といって、その退職者を祝い、送り出しますよね。

私は、

「送別会でどれだけの人が悲しんでくれるのか、どれだけ人が集まってくれるのかってその人の価値で決まるよな〜」

と思ったりしています。


終わりから考える生き方

まだ私は職場を変えたことがないので、この送別会はしてもらったことはありません。ましてや死んだこともないので、自分の死んだ後のことを知っている訳でもありません。

でもこの終わりを意識して生きて行こうと今は考えています。

先ほどの話で言うのであれば、

自分が職場を離れるときに、どれだけの人が集まってくれるのか。どれだけの人が悲しんでくれるのか。できればたくさんの人に集まって欲しいし、たくさん悲しんで欲しい。

自分がこの世から離れるときは、たくさんの人に弔ってもらって、自分の思い出話で盛り上がってときには涙を流して欲しい。

そんな人間になれるように、自分の魅力や価値をどんどん上げて生きたいと思っています。

そのためにはまず、周りの人に自分が与えられるものをどんどん与えていきたいと思っています。

最初はそんなつもりではなかったんですが、ブログを始めたり、Twitterを始めたりしたのもそんな考えが根底にあったのかもしれません。

何かを与えることで人としての価値が上がる

私は「他の誰かに何かを与える」ことで価値が産まれると思っています。

最近では「自分が楽しいかどうか」や「個性重視」の考えが非常に多くあり、「多様性」言われています。

ですが行きすぎた個性の押し売りはただの自己満足であると思います。

これは元阪神監督の野村監督の書いていた本に書いてあった言葉なんですが
(タイトル忘れました汗)

「個性は他の人に認めてもらって初めて個性と言える。誰も認めていない個性はただの独りよがりだ」

ちょっと文章変わっちゃってると思いますが、内容としてはこんな感じだったと思います。

この言葉が以前の私にはすごい刺さりました。

だから私は他の誰かに何かを提供して、その価値を認めてもらうことが自分の価値をあげることにつながると考え、今生きています。

最後のまとめとして、
「個性も大事だけど他の人が認めてことの個性」であることを意識しながら、これかの「多様性の時代」を全力で楽しんで行きたいと思う臨床7年目の春なのでした。

最後まで駄文の書きなぐりに付き合ってくださりありがとうございました。

お口直しに他のコミュニティーメンバーの素晴らしい文章をぜひお読みください(笑

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”生きることと死ぬこと”by 『The Arth』

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