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30代後半で自動車教習所に通う⑧

前回「一山二山ありそう」と書いたけど、特に山なくすんなりいった。
めでたく先月、5月中旬に自動車学校を卒業した。

みきわめ良好

高速教習までが長かったので、その後もなかなか項目は消せないだろうと思い込んでいた。

でも、残っていたのは自主経路設定だけだったので、それさえOKであれば、2回の教習で卒業検定を受けられたのだった。

それに気づいていなかったのが、勘違いの多い私らしい。

教習所が自宅近くなので、教習コースもいつも利用している道ばかり。
自主経路設定は問題なかった。

最後の教習の日まで勘違いしていた私は、赤信号で停車中に、先生から「この教習終わってから申し込んだら明日卒検いけるんじゃない?」と言われて、めちゃくちゃ驚いてしまった。
横断歩道でスピード落としきれなかったり、停車のときに寄り切れなかったりで、その日も注意されまくりだったから…

もちろん、まだまだダメなところはある私だが、卒検を受けられる段階になったということか。

不安もあったが、嬉しい。
みきわめ良好を出してくれた先生に感謝の心が生まれる。
そういえば、アドバイスも的確で親切だったし、素敵な先生だなぁ、と教習終わってから名前をチェックした。
その先生は、最初の路上教習のときと同じ先生だった。

最初の路上教習では、初めてで怖いのにスピードを出すように何度も言われたという印象しかなかった(よっぽど私がノロノロだったのだろう)。
それなのに、みきわめ良好をもらうと印象が爆上がりしてしまった。
私の人に対する判断の当てにならなさを痛感した。

卒業前効果測定

みきわめ良好をもらった後、卒業前効果測定を受けた。
こんなに早くもらえるとは思っていなかったが、元々その日に受ける予定で勉強していた。

しかし、覚えることが多くて、なかなか覚えられず、数字を覚えるのを放棄してしまっていた。
「数字の書いてある問題は全て◯にしよう」と勝手に決めて挑んだ。

結果、90点のギリギリ合格になってしまった。
数字関係ない問題も何個か落としたし。

合格はしたけど、勉強しないとやっぱり良くないな、と思った。当たり前だけど。

卒業検定

当日の朝、ギリギリで到着。

試験は4人1組で、まず2人が試験を受けて、残りの2人は校内で待機する。

2人のうち1人が運転して路上に出る。途中交代して、もう1人が運転して学校に戻る。
その後1人ずつ右方向変換、左方向変換、縦列駐車のどれかをして終わる。

私は一番最後の順番になったので、校内で待機する。

私の組は4人とも右方向変換をするということが分かり、私はホッとする。
縦列駐車が苦手過ぎたので。
(手順通りにやればできるはずなのに、なぜかその手順のどれかが抜けたり、間違えてたりしたりして、最後まで止められずにできたことがなかった)

待っている時間はすごく長く感じた。
トイレに行ったり、自販機でカフェオレ買ったり、落ち着かない時間が続く。

前半2人の車が戻ってきた。
方向変換をした後、交代する。

私ではないおそらく大学生と思われる女性から試験開始。
私は後ろで待機。
途中、予定通りの場所で交代。

発進準備をし、発進…でも、ブレーキレバーが下がらなくて焦る。
やっと下がったー!と発進しようとしたらピーピーピーと音が鳴った。
試験官の先生に「完全に下げて下さい」と言われてしまう。
こんなこと今までなかったので焦る。

そんなスタートだったけど、とにかくいつも通りやろうとした。
おじいさんが突然横断歩道もないところで飛び出してきたときは驚いたが、ブレーキを踏むことができた。
しかし、いつも通りに左折は膨らみそうになるし、最後の停車も明らかに30センチ以上離れていた。

試験官の先生からのアドバイスは「ブレーキレバーは上げてから下げる」、「左折のときに膨らみかけている」だった。

しばらく待機して、合格発表があった。
モニターの番号を見ると、自分の番号があった。

卒業だ!
嬉しかった。

卒業

合格した人たちが最初に集合した部屋に集められた。

校長先生に初めて対面する。事故を起こさないようにという話を聞く。
免許を取ったらもう誰も注意してくれず、自分で判断して運転していかなければいけないんだな、と思う。

その後、書類作成などをして終わる。

終わってしまうとなんだかあっという間だった。
久しぶりに学校に通うということをしたけど、もう来ることはないのだな。

ほぼ毎日チェックしていたインターネット予約のページにも入れなくなった。
なんだか寂しい。

最後に運転免許試験場で学科試験を受けて、それでやっと免許が取得できる。

この時点でもう自動車教習所は卒業しているのだけど、次回の学科試験の話でこの「30代後半で自動車教習所に通う」シリーズはおしまいにしようと思う。



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