見出し画像

簿記を学んで企業分析のスタートラインに立つ

メンバーシップで簿記3級勉強会を始めています。

頑張って勉強している人がいるのに
”簿記を勉強しても企業分析に役立たない”

と簿記の受験を否定する方も常にいますね。

たしかに簿記の資格を”取得するだけ”では難しい
資格の合格を目的にして、問題文に書かれている取引と仕訳の組み合わせを暗記するだけならその後は役に立たないでしょう。
(否定する方もそう言いたいのだと思いますが)

では、巷で売られている
”すぐわかる”系の本はどうか
それらの本の大体が、
”すぐわかったつもりになれるだけ”
で、実際は読み終わっても使えないことがほとんどです。
”あれ、わかったはずなのに。。。。”

わかったはずなのにわからない
だから、
”すぐわかる簿記会計”系の本は新しい本が次々と出版されるわけです。
経済の週刊誌(東洋経済、ダイヤモンドなど)も定期的に特集を組んでますね

簿記を受験して得られるものはたくさんあります。
①財務数値に対する抵抗がなくなる
②自分で企業の財務諸表を読むことができる
③分析記事が理解できる
④間違えた情報を排除できる(間違えていると判断できる)
⑤企業分析のステップに進むことができる

インターネットの情報は60%が英語だそうです。
日本人の大半は英語が不得意
情報を得るきっかけは
”英語の情報を得た誰かのフィルターを通して発信した2次情報”
その情報は内容や解釈が間違っているかもしれないがそれに気づくことができない。英語が得意だったら、そんな2次情報を使うことなく、自分で1次情報を見て考えることができる。

財務分析も同じです。
上場企業の財務情報はすべての人に平等に開示されています。
財務情報が読めない人は、専門家かどうかもわからない誰かが書いた
”XX事業がダメだった”
”赤字が拡大した”
といった2次情報(記事)を読んで、一喜一憂するしかない。自分で見ることができればこの記事が正しいのか判断することがでる。実際、財務分析の記事は後付けの解釈や、間違った記事が少なくない。財務情報を読むことができれば自分自身で1次情報にあたり、判断できる。
簿記3級を取得しただけでは高度な分析はできないが、
記事の間違いに気づくことや、わからなかれば専門家と同じ用語で会話ができる。1次情報を見ることができなければ専門家と話すことができない

簿記の勉強は初めての言葉も多く、難しいかもしれません。
受験した効果を発揮するためにも、
テキストや問題文の無味乾燥な取引をどんな事業で何が売買されたのかまで 勝手にイメージしてみるとその後の分析につながるかもしれません。
具体的な事例の紹介や、数字の見方などを紹介して、活用に活かせるようなサポートをしたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?