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文化から聞こう

明日の取材で頭がいっぱいだった。
良い企業のはずだと感じたが、さて、その良さをたった1時間でどこまで捉えられるのだろうか
なにを聞けばよいのだろうか

で、以下は風呂に入っていて、思いついたことを忘れないうちに書いておこうと思った走り書きであるw


数字や開示資料を読んでいても、とらえどころがない企業がある

一つの商品・サービスが売れているのではないため、

”この商品・サービスがこの企業の強み”

とその企業について説明しにくい。

具体的なものを説明するのは簡単だが価値が低い

抽象的なものを捉えなければならない

業績は順調に伸びており、株価も右肩上がり

しかし派手に上がるのではなく、じりじり上がる

この捉えどころのなさというのは、個人投資家の間では話題になりにくい

煽る方法がないからだ

業績は安定しておりボラティリティが低い

”XX%増収増益だ!!”

という派手なあおりができない。

”話題のXXXXを手掛けている!!”

なんていうのもない。

企業価値を算出するとき、ボラティリティはリスクだ
ボラティリティが低い=リスクが低い

リスクが低い=企業価値が高くなる

何を作っているか、何を生み出しているかという具体的なものを聞いても仕方がない。

聞くべきなのはその企業の文化だ

歴史の長い企業への取材ではその企業はどんな文化なのかを聞こう

なぜそのような文化が生まれ、育てられたのか

誰が作り出したのか

どんな変遷があったのか

例えば、過去に一番危機的な状況はいつだったのか

その時にどう判断して何をしたのか

リストラはしたのか

逆に攻めたのか

その時に学んだ教訓は何だったのか


まだ社歴の若い企業に取材するときは

企業の成り立ちから聞き、未来について語ってもらおう

まだ文化はない

これから作り上げるもののはずだ

何を目指すのか

どのような文化を作りたいのか

それによって何をなすのか

を聞こう

若い企業は経営者の考え方が文化を創り出す

経営者の考えを聞こう

なぜそのように考えているのかを聞こう


以上、風呂場で思いついたことを書き連ねてみた


<組織の3要素>
文化=組織
チェスターバーナードが提唱している組織の3要素
こんなことが聞けたらいいのかな

・共通の目的をもっていること(組織目的)
・お互いに協力する意思をもっていること(貢献意欲)
・円滑なコミュニケーションが取れること(情報共有)

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