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国内中小型アクティブファンド 組入れ上位の変化 2024年2月末 (活かし方)

2024年になってから開始した
ファンド組入れ上位企業チェック。

12月末→1月末は組み入れ上位はあまり変化がありませんでしたが、
1月末から2月末では結構入れ替わりがありました。

3,6,9,12月決算の企業の業績発表が2月中旬までに集中し、発表内容を受けて投資先の入れ替えが発生します。


〇ファンドの投資先変更と株価の動き

例えば、
2585 ライフドリンクカンパニー
こちらの記事でもご紹介しました

株価の下落を見て、想像はついていましたが
上位に組み込んでいたファンドの数が
7 → 3
と4ファンド減りました。

(組み入れ数順位としては56位)

2月13日に発表した、2024年3月期の第3四半期の業績は好調
売上高293億円(前同比+32%) *ニットービバレッジの上乗せ効果含む)
営業利益40億円(同+62%)
営業利益率は13.7%

通期見通しに対する進捗率は高い。

業績が良くても、ファンドがポジション縮小すると、株価は大幅に下落するという好例です。(悪い例?w)

〇運用でちょっと気にしていたこと

私が運用していたときに少し気にしていたのは、ある企業に投資を検討するときに
・どこのファンドが
・いつから
・どの程度
持っているか。
ということでした。
Bloomberg端末で調べることができます。
本質的なことではなく、あくまでも短期的な話ではありますが
某ファンドが投資していて、ある程度の規模を持っている。
利益もそれなりにのっていそうだ、となると、どこかで利益確定の売りを出す。となれば、積極的に買いに動くのは躊躇してしまう。

ただし、大体そんなときは割安感はあまりないので、買いは見送ることが多かった。

〇ファンドチェックの活かし方①

投資においては
株価 < 企業価値 
株価が割安かどうかが大事。
このチェックでファンドの売りを回避するのは無理です。
目的はそこにはおいていません。

中小型の約2000社をすべてカバーすることは不可能なので、ファンド上位に初めて出てきた企業をチェックして、ファンドに組み入れた理由を考えるのが面白いかなと思ってみてます。

〇ファンドチェックの活かし方②

とはいえ、本質的な価値が変わらなければ、ファンドの売りが一巡すれば、割安になり、また買いが入るかもしれないです。
ライフドリンクカンパニーがどうなるかはわかりません。
さらに残りのファンドも売るかも。
応援したい企業には長期で資金需要の変化も受け入れながら大きな流れの中で企業の成長を見届けたいと思います。

以下、ファンドチェック増減の全社PDFファイルです。(上記イメージ図の下位まで)

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