いつからか自分が空っぽになってた話

彼氏が欲しい。
アラサーで長らく恋人がいないことに対する周りの目だとか、休日の暇を埋めたいとか、そういうのを解決してくれる彼氏をつくりたい。
あとちょっと恥ずかしいけど、人を愛するってやつをやってみたい。
そう思ってマッチングアプリを使った。

やってみて、マッチはする。顔はまあまあ良くてよかった。
チャットも続く。スナックでのバイト経験や営業職経験が活きた。
会ってみる。2回までは会える。

3回目が、ない。

原因は多分わかってる。深い話ができない、空っぽなんだ。

広く浅く知識を持ってるから、初対面の人との交流は得意。
でも深くのめり込んでいることがないから、話を深ぼられると急に自分がなくなる。こだわりも意見もない。

いつからだろう?自分の意見がなくなったのは?

思い返せば小さい頃から母は「恥ずかしいことをするな」と人目や世間体を気にした教育をしてきた。兄は私が目障りだった。父は無関心。こう見ると意見が言えなくなるのは仕方ないかとも思える。
でも中学生の自分はそんな環境だったにも関わらず、ずっとブログを書いて友達を笑わせてた。
環境に潰されず、伝えたいことや、笑わせたい友達が、いた。

昔できていた、なら、またきっとできるはず。
大人になると所属とか世間体とか気にするし、母が懸念していたことの意味がよく分かるようになったし、しがらみが多くなった。
だから、匿名で挑戦してみることにする。

今度は友達みたいに笑わせたい人が具体的にいるわけではないけど、私みたいな自分の言いたいことを過去においてきてしまったような誰かに、そっと届けばいい。

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