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NBA ハゲドラフト 2021 No.1

寒いわね。どうもハゲビリです。

以前からNBAドラフトを趣味で追いかけてツイートしていましたが2021年のドラフトよりこうしてnoteに記していこうと思いました。何年後かに見返して「フフフ」となれれば良いなと思っています。 どしどしコメントなども頂ければ私としても「フフフ」と思って見ていることでしょう。

また初めに断っておかなければならない事があります。ハゲビリは大学バスケに関しては非常にライトなファンであります。試合よりはハイライト中心の印象と現地のバンキシャ(笑)がお届けする情報からあれこれ考えるつもりです。したがって「試合も見ずに言ってるとこうなるんだなぁ」という前提で見ていただければ幸いです。ハイライトを通して当選手の瞬間最大風速などは分かるものの, やはり試合を通して見なければ選手の評価は難しいと思います。

本題に入る前に初見の方に自己紹介をしようと思います。サンアントニオ スパーズのファンであるハゲビリです。つい最近まで「柔軟剤は洗剤の上位互換」だと本気で思ってドヤ顔で半年ほど柔軟剤で洗濯していたのが近年一番のツボでした。

ハゲビリが好きな選手は一言で言えば「視野の広い選手」です。広い視野で味方を活かせる選手が大好きです。それも近くの選手に通すバックパスではなく, コートをぶった斬るような逆サイドへのパスを通す視野の広い選手が大好きです。1on1の強い選手や単純に個人能力の高いスター選手によくある特徴を持つ選手はさほど好きになりません。
"5人いるんだから5人で攻めた方が楽しいじゃん" 程度の価値観ですが。
後は"シンプルに頑張る選手"も好きです。熱苦しい選手は大歓迎です。スパーズで言えばユーバンクスなんか最高ですね。ドラフト外というバックボーンと漢の代名詞のような角刈りの見た目も相まって熱気が迸っています。いつかユーバンクスの後頭部ですりおろした大根おろしを肴にスパーズの試合を観ながらグラスを傾けたいものです。(酒は1滴も飲めませんが)。
noteでは"良い選手"よりもむしろ"好きな選手"寄りの人選で1記事につき1人取り上げて偉そうに講釈垂れ流しながら投稿しようと思います。
早速いきましょう。

Jalen Johnson (Duke):

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<Draft net の評価とハイライト>

名門Duke大学のフレッシュマン(1年生)。近年流行りのポイントフォワードです。 身長206 cm, 体重99kg。Jalen君は近年人気のポジションの概念に囚われない多様性溢れる選手だと思っています。
それっぽく天下のDraft netの評価を見てみます。
[Strengths]
・優れたボデェ,優れた身体能力とスピード
・高いIQと視野の広さを持つパサー
カッティングする選手や逆サイドのフリーを見つける視野の広さ
・NIKEの大会でとにかく攻守に活躍した猛者である
[Weakness]
・とにかくシュートが下手
DFでサボる気質有り
・チームが求める時にスコアする気概が必要(意訳)
なるほど大体分かった気がする。もう終わろうかな。
ハゲビリがよくお世話になっているHoop Intellectさんの動画を貼らせていただきます。活目せよ。

せっかくなので大学でのスタッツも貼っておきましょう。ヒィェアポン!!

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見にくい。そして醜い。こんなブサイクな表は見ているだけでムカつきますが修正する手間を惜しみました。次回からこれの100倍は美しい表現をします。pythonで何か良い方法は無いかなと思ったんですが調べるのも面倒になって諦めました。どなたか良い方法がありましたらご教授いただければ幸いです。s

<スタッツから受けるマイナス面>

basketball referenceより100ポゼッション当たりのスタッツを引っ張ってきています。Jalen君は現時点(2021/03/09) で怪我の影響により22試合中13試合の出場になり今季はこのまま全休のようです。今後の他の選手との比較も考えプレイタイムの影響が小さい100ポゼッション当たりのスタッツを見るようにします。特に考えもなく引っ張ってきたもののやはりサンプルデータが少なく極端な数値が出ていますね。3Pが44.4%など実際試投数18本なので参考程度かなと思います。"数字で嘘がつける"の典型ですな。ガハッッ。シュートフォームが手打ちのような堅い印象を受けるのでアウトサイドは現時点では期待できないのではないかというのが正直な感想です。FT%も試投数38に対して24本の63%。フリースローから見てもシュートは苦手そうな印象を受けます。
そしてターンオーバーは「6.8」と。ターンオーバー「6.8」!???  「6.8!!?」
"この世で最もやってはいけない事はターンオーバーである"が持論の私には受け止めがたい現実だ。纏めると以下の2点になりそうです。(雑だな)
・シュートは苦手そう
・ターンオーバーが多い

<ハイライトから受けるプラス面>

しかしながらハイライトを見て貰えれば分かるようにNBAでも通用するであろうフィジカルの強さと突破力, コートを俯瞰して見ているかのような視野の広さを持ち合わしています。
[フィジカルの強さと突破力]
STL 「3.1」, BLK 「3.3」というスタッツから分かるように持ち前の身体能力でエリートディフェンダーとしての活躍が期待できそうです。
[コートを俯瞰して見ているかのような視野の広さ]
AST「6」!!!! 堪らんですな。僕の好きそうな匂いがします。
余談でありかつ個人的な意見ですがチームを勝たせられる選手, 見ていて楽しい選手に共通して持つ本質的な要素は「視野の広さ」ではないかと考えています。
レブロンは勿論, 神様ダンカンはポストから背中を向けて逆サイドや合わせのパスを出し味方を活かすことができる選手でした。GSWのカリーも視野の広い選手の代表だと考えています。カリーも独創的なパスを出せますが特筆すべきは「オフボールの動き」と「DF」です。GSWはダントーニ時代のサンズと2014年のスパーズを組み合わせ更に進化させたチームバスケのお手本のようなプレイを見せてくれましたが中でもカリーはPGというポジションで味方のスクリーンを駆使しながらフリーでボールを貰い楽々3Pシュートを打ち, スペースに飛び込みゴールへのカットをしていました。DFでも体格には恵まれていませんがスペースを潰し簡単にシュートさせないようなDFで貢献しています。どれも視野の広さあって実現する芸当ではないかというのが持論です。「バスケIQ」に近いのかもしれませんが見えているからこそ考えることができると思うので敢えて「視野の広さ」と捉えています。
視野の広さを駆使して味方を活かし, オフボールでも活躍して味方を立てながらボールと人があっちこっち動くバスケが大好きなので視野の広い選手が欲しいという願望が強めの意見です。

<(余談)将来性について>

抽象的なワクワクする話は一旦置いておいて具体的なJalen君の将来性を見てみます。スタッツから読み解く情報量も当人のバスケの知識量に依存すると思いますが, そういう意味では僕の知識は浅いです。それはもう潮干狩りくらい浅い。そういう背景もあってThrees and layupsのTom Bassineさんの記事を参考にいつも選手の将来性を判断しています。
上記の記事でスパーズファンの間では知らない人はいないであろうKさんのブログで拝見して知りました。詳しくはリンクから辿って見てください。ちなみにKさんのブログはスパーズの組織論からドラフトまで, 何から何までハイクオリティですので休日1日使って他の記事も読む事をお勧めします。
話が逸れましたが要は「TS%」,「FT%」,「STL per 40min」がNBA入り後の成功に関して強い相関がありまっせというお話です。もっと砕いて言えば「シュートセレクション」,「シュート力」,「スティール能力」が重要という事です。
Jalen君で言えばこんな感じです。ヒィェアポン!!

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実はこのスタッツ比較以前は世界一バスケの上手いレナードさんとよく比較していて、今回初めて他の選手、とりわけ"評価が良くない"選手も一緒に比較してみました。偉そうに相関がなんだと言っておきながらこの辺まで見て「ん?ほんとに相関あるか?」となって辞めました笑。ドラフトで重きを置くべきは「伸ばせるポイントか否か」の見極めだと思っています。今できる事よりも寧ろ成長させられない天性のポイント(陵南の魚住の身長等)と指導して伸ばすことが出来るポイント(技術面)の見極めです。元の記事とKさんのご意見を見ても確かに「シュート力及びショットセレクション」はともかく「スティール能力」はバスケの技術面の中でも身体能力に依存する成長させられない天性のポイントのようにも感じます
しかしながら実際に少しだけ(少しだけ)ですが並べてみて本当に成功に影響があるのか疑わしい印象を受けましたね。まぁ、あれだ「ベンシモと同じくらいジャーン」ということで。"せっかくnoteに纏める訳だし客観的な指標は無いかな"くらいの動機で並べて見ましたがもっと本質的な所を見直したほうがいいかもしれません。
木を見て森を見ず。

<まとめ>

Jalen君は優れたアスレチック能力と視野の広さを持ち合わせたチームの中心になれる選手だと思います。シュート力と状況判断(取り分けショットセレクション)に難があるようですがスパーズの闘魂デジョンテ・マレーの近年の成長を見てもNBA入り後改善できる点であると思うのでさほど問題視はしていません。(スパーズに来るかは分かりませんが)
選手の紹介をしてるようで出来ていない気がします。特にNBA入り後の成長に大きく起因するのは「人間性」じゃないかとかも思ってるのでその辺の着眼点は見直す必要があると思います。
手探りで行き当たりばったりで書き綴ってみましたがハゲビリの無計画性が露呈しただけでしたね笑。普段説明書も読まず「歩くより走れ」でやっている人間なので"まぁこんなもんか"という手応えです。次回から簡潔に分かりやすく纏めたいです。


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