清涼感
今日、10月27日の0時になり、
TOMORROW X TOGETHERの新アルバム
「The Star Chapter: SANCTUARY 」のプレビューが公開された。
公開前にメンバーが、”MOAが好きそうなアルバムになっている(意訳)”と言っていたけれど、まさにそうなった。
ファンのことをよくわかっている…。
公開されたのはプレビューだけれど、フルバージョンが公開される前に一度、感じたことを書いておこうと思う。
🌟コンセプチュアルさをできる限り減らしたアルバム
私がプレビューを聴いて、良いと感じた直後に浮かんだことだ。
TOMORROW X TOGETHER(以下:TXT)といえば、コンセプチュアルな楽曲とパフォーマンスが特徴のグループ。
TXTに限らずK-POPアイドルは、既にアイドルグループが多い世界に挑み、勝ち抜くためにもグループにコンセプトを持たせていることがある。
特にTXTは、自己プロデュースグループではなかったため、よりコンセプトが目立っている。
彼らに託されたコンセプトは、もちろんスタッフのセンスや努力もあるけれど、やはり彼らのビジュアル、スタイル、表現力、スキル、人柄をもって世界中にファンダムを作った。
そして今回、そのコンセプチュアルさがかなり減らされたのだ。(プレビューを聴いた限りでは)
抑えたと言った方がいいのか、減らしたと言った方がいいのか、それはフルで聴いてからしか言えないけれど。
この結果、これまでにも増して好評となっている。
TXTって本当に凄い。
コンセプトベースのパフォーマンスは、デビュー数年、かつ若い年齢だからこそ受け入れられるものでありその中で彼らは十分、いや十二分に魅力を発揮した。
それだけでなく、ビジュアルやスタイルにより磨きがかかり、人としても深みや豊かさを培ってきた。
満を持しての、今なのだ。
プレビューで見て取れた通り、コンセプトから少しずつ旅立とうとしているのだとしたら、メンバーが楽曲制作に携わりながらというのはとても良いかたちだと思う。
🌟ド直球と清涼感
コンセプトのひとつであり、最後に公開されたLOVERバージョン。
ビジュアルが公開され、これは王道の”かわいい”が来るのではないか!?という期待感をもったファンも多かった。ただ、TXTのことだから、直球ストレートな”かわいい”はないだろうな…とも思っていた。
どこか捻ってくるだろう…と。
ところが、直球の中でもド直球ストレートがファン胸に投げ込まれたのだ。
ドンッ!!!(幸せ)
遂にTXTが、ド直球で挑んでくれたのだ。
大歓喜。
そして改めて考えた。
ド直球とは何だろう。
すると、ふと、日本の男性アイドルをイメージしている自分がいたのだ。
特に平成のアイドルである。
当時の日本の男性アイドルといえば
愛らしさと、爽やかさ
この要素が定石だったと言えるだろう。
そこにチームのコンセプトはなくとも、多くのアイドルが恋や愛、友情や挫折、人生の試練などについて歌い、それぞれのグループが大活躍していた。
あぁ自分は、愛らしさ、爽やかさ、そしてコンセプトがないこと=ド直球だと捉えているように思った。
同時にメンバーから、今回のアルバムは”清涼感が多い”と表現されていたことを思い出した。
”清涼感”は日本でいう”爽やかさ”なのだと思う。
ファンから「耳馴染みが良い」、「懐かしい感じがする」という声があがっているけれど、おそらく平成の男性アイドルを見聞きしてきた人が、より感じているのではないだろうか。
逆に、韓国のファンはどこかのグループで聴いて懐かしさを感じているのだろうか、もしくは新鮮なのか、少し関心がある。
プレビューを見て感じたことは、ここまでにする。
さいごに
本当に供給が多く、日々綴らないと追いつけないほどだ。
ひとまず、遡ってでもヨンジュンのソロ曲『GGUM』のところからは書きたい。