生き汚い

ああ、お前は何て汚いんだろう。私は、自分自身が許せなくなって、声を上げて泣いた。
でも、その涙は、私の心に溜まっていた澱みを流してくれるものではなかった。
それから、私は毎日のように悪夢にうなされ続けた。
夜が来ることが怖かった。朝を迎えることが恐ろしかった。
ああ、汚い。なんて汚いんだ。ああ、ああ、ああ。私は、自分のことを心の底から呪った。
こんなことなら、いっそ死んでしまいたいと思った。
思っただけだ。私は、人を殺してでも生きていたい。そう思っているのだから。

いただいたお気持ちは必ず創作に活かします もらった分だけ自身の世界を広げます