轟く耳

だだっ広い鼓膜の中を、スイスイ泳ぐ音音

音の中には暗い影がさしていて、それらはどうしても泳ぐことができない

聞こえない音は次第に沈んでいき

シミになって現れる


それ以降、コソコソ聞こえる幻聴がシミを広げ続ける

いただいたお気持ちは必ず創作に活かします もらった分だけ自身の世界を広げます